日本代表の成長を誇ったDF長友佑都(ガラタサライ)

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[1.28 アジア杯準決勝 日本3-0イラン アルアイン]

 アジア最強の呼び声高いイランを3ー0で一蹴した日本代表。決勝トーナメント3試合ではいずれもフル出場を果たしたDF長友佑都(ガラタサライ)は「疲労は感じていないし、1試合が90分で終わって寂しいと思ったのは初めて。今日の長友は180分行けた」と饒舌に語った。

 勝利を確信したのは試合前のウォーミングアップ。その理由は「専門的だけど、みんなの骨盤が立っていたから」だという。その予想どおり、前半をスコアレスで終えたチームは後半も足が止まらず。FW大迫勇也の2得点で相手の心を折ると、MF原口元気もダメ押しゴールを決め、今大会最大の圧勝劇を演じてみせた。

「固いゲームになるのは分かっていたし、守備から入って失点ゼロで抑えればいけると思っていた。プラン通り」。そう微笑んだ自身は昨季オランダリーグ得点王のMFアリレザ・ジャハンバフシュを完封。「駆け引きで完勝。ワンプレー目で裏を抜けた時に相手の腰が引けて、かなり警戒し始めていた」と胸を張った。

 ここまでは5試合連続で1点差勝利、内容面には不満もあった。しかし、準決勝で「スーパーゲーム」(長友)を演じることができたことに、日本代表としての進化を感じている。「それが日本がアジアの中で強豪であるという証」とキッパリ述べ、次のように続けていた。

「ワールドカップでも強いチームはグループリーグより決勝トーナメントに合わせてやってくる。これをアジアカップで日本代表ができるようになっているということに成長を感じる」。そんな戦いを準決勝という大一番で披露することができ「本物だということを示せた」と横綱相撲を誇った。

 これで2011年大会以来の決勝進出。準決勝別会場の結果次第では当時の優勝監督のアルベルト・ザッケローニ氏率いるUAEと戦う可能性もある。「ザックさんには4年間成長させてもらった。恩返ししたい気持ちが残り続けて今まで来た」。8年ぶりの頂点獲りへのシナリオはすでに頭の中にできあがっている。

(取材・文 竹内達也)