怪我の影響で2戦目以降はベンチスタートだった大迫。イランとの大一番で抜群の存在感を示した。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 1月28日、日本代表はアジアカップの準決勝でイラン代表と対戦した。日本は準々決勝のベトナム戦から、FW北川航也に代えてFW大迫勇也を先発起用。すると、怪我を抱えていた日本の“半端ないエース”がこれまでの鬱憤を晴らす活躍を披露する。

 大迫の見せ場は、0-0で折り返した後半だ。56分に南野拓実が左サイドで粘ってクロスを入れると、大迫が頭で合わせて先制点を決めてみせた。

 1-0でリードした日本。その直後に遠藤航が負傷交代し、嫌な雰囲気が流れたが、65分に再び大迫が魅せる。南野が左サイドを突破してクロスを入れると、これが相手DFの手に当たってPKを獲得。このチャンスを大迫が確実に決め、日本に2点目をもたらした。

 試合終了間際に原口元気が左足でダメ押し弾を奪い、日本は3-0で大一番を制して2大会ぶりに決勝へ進出。帰ってきたエースが今大会無失点だったイランから2点をもぎ取り、チームの勝利に貢献した。
 

 試合後、大迫は2ゴールの活躍について聞かれると、「グループリーグ、トーナメントで出場できない時間が続いていたので、チームのために点を取ろうと思っていたので良かった」と充実の表情を浮かべた。

 今大会の大迫は初戦に先発出場するも、以降は怪我の影響で欠場。ようやく、準々決勝のベトナム戦で途中出場を果たして戦列に戻ってきた。だからこそ、人一倍、この試合に懸けていたという。

「怪我もあって出られない時間が続いたので、自分としては甲斐ない気持ちが凄く強く、本当に今日はプレーで示そうと思っていた」

 ただ、大会はまだ終わっていない。「この大一番でこのアジアカップで一番の出来だったので、自信につながる。まだ終わりではないので、気持ちを切り替えて次に挑みたい」と、大迫は2月1日の決勝でもチームの勝利に貢献するためにゴールを決める。

【日本代表PHOTO】日本3-0イラン|強敵イランを相手に大迫、原口の得点で3発快勝。2大会ぶりの優勝へ決勝進出を果たす