海外メディアの評価で最高値を獲得した権田。ベトナムのミドルシュートにも対応し、クリーンシート達成に貢献した。 写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 現地時間1月24日、アジア首長国連邦(UAE)のアルマクトゥーム・スタジアムで行なわれたアジアカップ2019の準々決勝で、日本代表はベトナムに1-0で勝利。準々決勝から導入されたVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によって、前半の吉田麻也のゴールが無効になり、後半は堂安律がペナルティーエリア内で倒されたプレーでPKを獲得し、これが結果的に決勝点になるなど、波乱の展開だった。

 米スポーツ専門チャンネル『Fox Sports』アジア版は、この試合に出場した全選手の寸評・採点を掲載。日本で最も高い評価を獲得したのは10点中9点がついた3人。決勝点となるPKを獲得して勝利に貢献した堂安律、最終ラインを統率した吉田麻也、そしてGKの権田修一である。

 同局はこの試合を「ベトナムのおとぎ話は準々決勝で、日本の前に終焉を迎えた。ただし、論争はあった。VARがこの試合の話題をさらい、後半にはそのVARによって日本にPKが与えられたことでベトナム人の心は砕け散った」と評し、敢闘したベトナム代表にも拍手を送っている。

以下、日本代表の出場選手の採点と寸評だ。

GK 権田修一(採点9)
「守備陣と声を掛け合い、試合を通して集中し続け、いくつかの素晴らしいセーブを見せた」

DF 酒井宏樹(採点8)
「右サイドを常にコンパクトに保ち、攻撃時にも存在感を発揮した」

DF 冨安健洋(採点8)
「岸壁のような守りで、守備でのエラーを最小限に抑えた」

DF 吉田麻也(採点9)
「リーダーとして最終ラインを整備、統率し、無効となったゴールさえ決めて見せる活躍ぶり」

DF 長友佑都(採点8)
「いつものように信頼できるプレーぶり。左サイドは彼のものである」

MF 柴崎 岳(採点8)
「チームの中心部でポゼッションをコントロールし、パスでゲームを支配」

MF 遠藤 航(採点8)
「彼の元から素晴らしい前線へのパスが2本生まれた。だが、できればもっと前線と絡みたいところだろう」

MF 原口元気(採点7)
「疲労もあるのか試合に入れていないシーンもあったが、守備はそつなくこなしていた」

MF 堂安 律(採点9)
「1つのゴールと数々のチャンスを生んだ。彼は日本を導く光だ」
 

FW 南野拓実(採点7)
「得点を決めるチャンスは複数あったが、モノにすることができなかった」

FW 北川航也(採点7)
「武藤の代役としてよくやったが、彼自身はゴールが欲しかっただろう」

<サブメンバー>
MF 乾貴士(採点6)
「遅れて入ってきて、最小限の影響を及ぼすにとどまる」

FW 大迫勇也(採点7)
「日本代表の生命線は未だ健在。惜しいチャンスも演出した」

DF 塩谷 司(採点6)
「試合の大半を“見物”していたが、わずかな時間をピッチで過ごした」

 ちなみにベトナム代表の選手については、全体的には日本よりもやや低めだが、好セーブを連発したGKのダン・バン・ラム、日本の最終ラインに果敢に攻め込んだFWのグエン・コン・フオンにはチームトップタイの「8」がついた。特にグエン・コン・フオンについては「前線でほぼ孤立状態にあったにも関わらず、ベトナムが攻める際には要所で存在感を発揮し、非常によくやった」と賞賛されている。