ベトナム戦で決勝PKを決めた堂安(21番)。イラン戦でさらなる爆発を期待したい。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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[アジアカップ・準々決勝]日本1-0ベトナム/1月24日/UAE・アル・マクトゥーム・スタジアム

「自信満々で蹴りました」と言う20歳の左足の一撃が試合を決めた。

 森保ジャパンは、ベトナムの粘り強い抵抗に遭い苦戦を強いられたものの、57分に堂安律が自ら奪ったPKを冷静に沈めて先制。これが決勝点となって辛くも逃げ切り勝ちを収めた。

 獲得したPKは、VAR判定によって認められるという幸運にも恵まれた。それだけ厳しい戦いではあったが、日本の若きレフティは「僕のなかでは、この大会を通してすべてが想定内。想定外のことは何も起きていない。今日苦戦することもそう」と、勝負がすべてとばかりに、苦戦を強いられた内容については意に介さない。

 すべてが想定内――つまりは堂安自身の中で様々なイメージができていたのか、という問いについては「それもありますし、いろんな先輩方からこういう時はこうだといろいろ声を掛けてもらっていました。本当によくサポートしてもらっています」と、代表チームでのキャリアが長い選手からのアドバイスも大いに役立っているようだ。

 もちろん、そうした影響はピッチ上のパフォーマンスにも表われてくる。PKを獲得したシーンでは原口元気との連係に手応えを語る。
「あれこそ森保さんが求めていたものだと思うし、後半から徐々に3人目が飛び出していって、やっと連動してきたなという流れで、(ラストパスは)本当に元気君から素晴らしいボールが来たので、なんとかアシストを付けてあげたかったなと思ったんですけど」
 
 また、代表チームで初めて同じピッチに立つことになった乾貴士とのプレーについては、わずか12分間の共演ながらも「やっていて楽しいですし、乾君とか天才だと思う。ピッチのなかで(お互いに)感じながら、みんなを楽しませるプレーができればいいなと思います」と、その技巧を絶賛するとともに、今後の共演にも大いなる期待感を抱いたようだ。

 初戦のトルクメニスタン戦以来となったゴールには、「PKでしたけど、気持ち的には楽になりました」と素直な感想も漏らした。先輩アタッカーとのコンビネーションにも手応えを得て、堂安は強敵・イラン相手にさらなる輝きを放つだろうか。

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