ヘディングで競り合うDF酒井宏樹

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[1.24 アジア杯準々決勝 日本1-0ベトナム ドバイ]

 クリーンに抑える自信があった。グループリーグ初戦のトルクメニスタン戦(○3-2)でイエローカードをもらっていた日本代表DF酒井宏樹(マルセイユ)は、この試合で警告を受ければ準決勝が累積警告で出場停止となる状況の中、90分フル出場で2試合連続の完封勝利に貢献した。

 イエローカードをもらわないように意識してのプレーだったのか。そう問われた右サイドバックは「そもそも(トルクメニスタン戦の)1枚目もイエローじゃないと思っているので。リーグ戦でも去年は1枚だけだし、今年は1枚ももらっていない。相手に対して卑劣なファウルはしないので」と笑顔で否定した。

「変な判定で(イエローカードが出ることが)あるかもしれないけど、普通にやっていればないかなと。何かあっても(室屋)成がいるので問題ないと思っていた」。イエローカードをもらわずに守る自信もあったし、たとえ自分が出場停止になっても控えにはDF室屋成がいる。チームメイトへの信頼が、いつもどおりプレーする力となった。これでMF南野拓実、MF堂安律、DF塩谷司、GK権田修一とともに累積警告はリセットされる。準決勝で一発退場とならない限り、決勝が出場停止となることはない。

 28日の準決勝ではイランと対戦する。今大会5試合で12ゴールを量産している優勝候補相手に、ここ2試合と同じような粘り強いディフェンスを見せられるか。酒井は「不安定な部分もあったけど、要所要所で守れた。トミ(冨安)がすごく成長できているし、頼もしい」と、弱冠20歳にしてセンターバックを務めるDF冨安健洋を絶賛。DF吉田麻也、DF長友佑都を含めた新生4バックに一戦一戦、手応えを深めている。

(取材・文 西山紘平)