堂安(21番)の積極果敢な姿勢が、VARによるPKを呼び込んだ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 現地時間1月24日にUAEのアル・マクトゥーム・スタジアムで行なわれたアジアカップ準々決勝で、日本代表はベトナム代表を1-0で下した。勝負を分けたのは、このステージから導入されたVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)による判定だった。

 立ち上がりこそベトナムに押し込まれた日本だったが、徐々にペースを握っていく。24分にCKのチャンスを得ると、柴崎岳のキックに吉田麻也が頭で合わせ、ネットを揺らした。だが一度は認められたこのゴールが、VAR判定の末に吉田のハンドとジャッジされてノーゴールに。日本の先制点は取り消されてしまう。

 スコアレスで迎えた後半にもVARが大きな役割を果たす。
 
 57分、ペナルティーエリア内で仕掛けた堂安律が相手DFに倒される。これも一度はノーファウルと裁定されたものの、直後に主審がVARによる確認を行なった結果、ジャッジが覆るのだ。このPKを堂安が冷静に決めて、日本が均衡を破った。

 その後、ベトナムの反撃を危なげなく凌いだ日本は1-0で勝利。試合後に海外メディアで大きく取り上げられたのは、やはり勝敗を決めたVAR判定だった。

 世界的ネットワーク『Fox Sports』のアジア版は、「日本がVARの恩恵を受けたことでベトナムの夢は終わった」と銘打ち、以下のようにレポートしている。

「準々決勝から導入されたVARに救われたのは日本だった。この試合の唯一のゴールは57分、判定が覆ってサムライブルーにもたらされたPKによるもの。リツ・ドウアンはその絶好機でミスを犯さなかった。ベトナムは勇敢に闘う姿勢を最後まで貫いたが、あまりにも大きすぎるハードルを越えられず。日本のベスト4への進軍を阻めずに、ここで夢破れた」

 いずれにしても、難敵ベトナムを破って、2大会ぶりのアジア4強に駒を進めた森保ジャパン。史上初5度目のアジア制覇へあと2勝だ。決勝進出を賭けた準決勝(1月28日)の相手は、イランと中国の勝者となる。

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