iPhone SEにXperia Compactが人気! 小型モデルが人気の中古スマホ活用術

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スマートフォンは、現在、6インチサイズ以上のディスプレイモデルが主流となっています。
大型化にともない性能も向上したスマートフォンは、PCの代わりに活用できるほど進化しているといってもよいでしょう。

大型ディスプレイ化のニーズは、単に見やすさだけでなく、スマートフォンが進化するための自然な流れとも言えると思います。

その一方で、スマートフォンが登場した初期に主流であった4インチ台のディスプレイモデルは、片手で利用でき、移動中や携帯することが多いモバイルシーンで使いやすいサイズであるのも事実です。

電車などでつり革に掴まりながら片手で操作する。
こうした利用では、5インチ以下のディスプレイモデルは、画面の上下左右どこにも指が届くため、片手すべての操作ができます。

このように使うシーンによっては、大型スマートフォンよりもの小型スマートフォンの方が使いやすい場合は今でもあるのです。


現在、サブや予備として2台目、3台目のスマートフォンを使う人も増えてきています。
そうした活用では、メインで使うスマートフォンは大型モデルがよいと思いますが、2台目以降は小型スマートフォンが欲しいという潜在的なニーズもあります。

こうしたニーズを証明しているのが、中古スマートフォンの市場です。
中古スマートフォン市場では、4インチディスプレイを搭載したiPhone SEの人気が高いのです。

iPhone SEは、最新のiOS12へのアップデートにも対応していますので、まだ十分に現役モデルとして使える機種です。

またiPhone SEのほかにも小型ディスプレイで人気の高いスマートフォンにはXperia Compactシリーズもあります。
ハイエンドなXperiaシリーズとは違い、カジュアルな小型モデルとしてリリースされてきました。こちらも中古市場で人気が高くなっています。

そこで今回、
ドコモ版Xperia X Compact SO-02JのSIMロック解除版が中古スマホ店で発売されていましたので、購入してみました。


Xperia X CompactとiPhone SE


ディスプレイサイズは4.7インチではありますが、本体サイズはiPhone SEとほぼ同じ大きさの小型スマ0とフォンです。

2016年11月の発売で、発売当初はAndroid 6.0を搭載していましたが、その後のアップデートでAndroid 8.0にも対応しています。
今回購入した機種はAndroid 7.0でしたが、OSアップデートを手動でかけることにより、Android 8.0にアップデートしました。
ただし、2年分、4回のアップデートを適用する必要があったのでアップデートを完了するまでに4時間ほどかかりました。


アップデートでAndroid 8.0にあげられる


ドコモ版Xperia X Compact SO-02Jのスペックは、
内蔵メモリ3GB、内蔵ストレージ32GBと決して大きくはないものの、日常での実用機としては十分です。
ベンチマークアプリAnTuTu Benchmarkでは、10万台のスコアとなりましたので、ミドルレンジのスマートフォンとしても使いやすい処理速度です。


ベンチマーク結果


ドコモSIMによるLTE通信速度も快適な速度でした。


LTE通信速度


4.7インチのディスプレイでは、文字などが小さく表示されてしまう場合もありますが、フォントサイズや表示サイズを変更することもできますので、工夫次第でそれなりに実用となります。


フォントサイズ変更画面


NFC機能により、デジタルカメラ(ソニーα7II)からの写真転送も専用アプリPlaymemories mobileの活用で可能でした。


NFC転送でデジカメ写真を転送


現在でも、取り回しのよい小型スマートフォンは、使い方や設定を工夫することで常用することは十分に可能です。

新製品では小型スマートフォンが少なくなってきていますが、中古スマートフォンでは、安価に入手することも可能ですので、是非、活用してみてください。


伊藤浩一