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 食パンの袋を留めるプラスチック製の“アレ”や、靴下を購入した時、バラバラにならないためにつま先についている金具などにもちゃんとした名前があるという。そこで、1月17日(木)に放送された「コトノハ図鑑」で、「実はちゃんと名前がある!アレの名前を徹底調査」と題し、「こんなモノに名前があったの?」という“アレ”の名前やその由来などについてリサーチ。取材は、入社4年目のMBSの玉巻映美アナウンサーと、辞書を読むのが趣味で、かなり物知りだという入社8年目の福島暢啓アナウンサーが担当した。

一般正解率65%!

 弁当の仕切りや寿司などに使われている緑色の「プラスチックでできた草」の名前について、京都学園大学の丸田博之教授から出題された。「先生、バカにしないでください!」と物知りの福島アナがいうだけあって、一般正解率も65%と高い。答えは「バラン」だが、では、なぜ「バラン」という名前になったのか。古くは、料理を美しく彩り、さらに殺菌作用がある「葉蘭(ハラン)」が日本の料理に使われていたという。その「葉蘭」がプラスチックで作られるようになり、「人工のハラン」が連濁して「人工バラン」に。そして、「バラン」と呼ばれるようになったという。
次に出題されたのは、食パンなどの袋を留めているプラスチック製の"アレ"。この名前は「バッグロージャー」といい、アメリカで発明されたもの。元々はリンゴの袋留めとして作られ、日本で製造するのは埼玉県にある「クイック・ロック・ジャパン」の1社のみ。実に年間30億個も製造されているというから驚きだ。
続いて、「これは、わたしは知っていました」というのは福島アナ。丸田教授からバナナについている「黒い点々にも名前があります」と出題されたのだが、わかるだろか。正解は「シュガースポット」。教授は「黒い点々がある方が甘く、免疫力も高めます」と補足した。

「カルトン」って何?
 買い物をして支払いをする際、レジでよく見かける"トレイ"にも名前がある。「マネートレイ?」と玉巻アナは答えたが正解は、「カルトン」。物知りの福島アナも知らなかったといい一般正解率も3%と低い。語源だが、ポルトガル語の「カルタウン」からきている。「大切なもの」を表す意味があり、そこから、レジにある"トレイ"はお金などの重要なものを扱うので、「カルタウン」が「カルトン」となった。ここで、物知りの福島アナが「カルタの語源でもありますよね!」と。「カルタウン」はカルタの語源でもあるという。

「靴下を留めている金具」「便器に溜まっている水」にも名前が!

 次は、冒頭に記載した「靴下を留めている金具」の名前について。名称があることに驚くが、答えは「ソクパス」。形状がコンパスに似ているころから「ソックス」+「コンパス」で「ソクパス」という。また、最近はあまり見かけなくなったが、耳かきについているたんぽぽのような白いフワフワにも名前があるという。分かるだろうか。正解は「梵天(ぼんてん)」。梵天袈裟の丸いぼんぼりに似ているころから「梵天」と呼ぶ。次の「これにも名前あるの?」は、便器に溜まっている"水"。「そんな疑問に思ったことない!」とVTRを見ていた関岡香アナ、松井愛アナ、森本尚太アナは少々憤るが、正解は、水に悪臭や虫の侵入を封じる役割があるため「封水」という。なんと、一般正解率は0%だった。

「鯨幕」「エリザベスカラー」「糸尻」とは?
 峽瀚襦廖↓◆屮┘螢競戰好ラー」、「糸尻」について丸田教授より出題された。何のことか分かるだろうか。,蓮屬じらまく」と読む。通夜や葬式などで見かける黒と白の布のこと。鯨の体が黒と白の2色なのでそこから由来されている。△蓮▲ぅリスのエリザベス1世の襟(カラー)が語源で、犬や猫が患部を舐めないように首にはめる動物用の医療器具のこと。そして、の「糸尻」は、湯呑や茶碗などの底の丸い支えのことをいう。陶芸の最後、形ができたら糸で切り取るので「糸尻」。

福島アナは「悲しいベーコン」!?

 現在、ある本が注目されている。それは「翻訳できない世界の言葉」という本。ある言語では名前がついていても他の言語では一言で説明できない言葉がある。例えば、マレー語で「ピサンザプラ」とは、バナナを食べる時の所要時間のことで、イヌイット語の「イクトゥアルポク」は、誰か来ているのではないかと期待して何度も外に出てみることを一言で表わし、ブラジル/ポルトガル語の「カフネ」は、愛する人の髪にそっと指を通す仕草のことだという。なんとも艶っぽい情緒あふれる言葉ではないか。

そこで、実際に福島アナと玉巻アナが、外国人が集う飲食店「BLACKSTOCK」を訪れ、徹底調査した。
店内は外国人でいっぱい。まずは、ドイツ人男性に話を聞くと、ドイツ語ではあまりいい言葉では使われない「Warmduscher(温かいシャワーを浴びる人)」という言葉を教えてくれた。意味は、「挑戦しない人・頑張らない人のこと」。続けて、同じく、ドイツ語で「Kummerspeck」について。直訳すると「悲しいベーコン」。ドイツ人男性はヒントとして、少々メタボっぽい雰囲気の福島アナのお腹を指していた。意味は、食べ過ぎが続いて太ってしまうこと。福島アナの体型は「Kummerspeck」だったのか。このほか、インド人女性から、ヒンディー語の「バッタミーズ」(積極的に女性に声をかける男性のこと)や、スウェーデン人男性からはスウェーデン語で「Fika」(コーヒーを飲んでリラックスすること)などの言葉について調査した。普段の生活であまり使わない言葉もあるが、「コレにも名前あるんだよ」とは言ってみたい。

「コトノハ図鑑」(MBS 毎週木 よる0時59分放送)は、MBSのアナウンサーが「コトノハ図鑑」の編集者として様々な分野の"言葉(コトノハ)"の世界を取材。「アナウンサーが言葉を学ぶこと」を通して、視聴者にも発見を届ける。"コトノハ"を深く知れば、『人生が少し豊かになる』をコンセプトに知的好奇心をくすぐる番組。