完封勝利に大きく貢献したDF吉田麻也

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[1.21 アジア杯決勝T1回戦 日本1-0サウジアラビア シャルジャ]

 そのプレーはまるで漫画『キャプテン翼』のごとし。日本代表の主将・DF吉田麻也がガッツあふれる“顔面ブロック”でピンチを防いだ。

 サウジアラビアにペースを奪われた日本は前半12分にピンチを迎える。相手のクロスをDF長友佑都が阻むが、PA手前からMFアブドゥルアジズ・アルビシに強烈な左足ボレーを打たれてしまう。しかし、その弾道に立ちはだかった吉田はボールを避けることなく顔面でブロック。自身は倒れ込んでしまうが、ボールをしっかりと受け止めてピンチを防いだ。

 先制してからは落ち着きを取り戻した日本。吉田は守備ラインを整えつつ、1対1で態勢を崩したときは相手のファウルを誘うなど“頭脳”を使ったプレーで確実にピンチを潰していった。ときにガッツを、そして常に冷静さをみせた主将の献身により、日本は完封で勝利を手にした。

 吉田は試合後のインタビューで「ほとんどボールを支配されて、守備の時間が長かった」と振り返る。その中で得た完封勝利は「チームが強くなるために必要なこと」と手応えを語った。

 相手の印象については、「サウジアラビアの戦術っていう面では伸びているなって思いますし、毎回やる毎に難しい試合になっている」と実感。「アジアのチャンピオンになることはもちろんですけど、もっともっと世界に近づいていくために、そういう意味では今日の勝ち方は大きいなと思います」と先を見据えた。

 しかしまず目指すはアジアの頂点。吉田は「ここで気を緩めずに、次は中2日になるので良いリカバリーをして。ここで満足せずに最後まで走り抜きたいと思います」と冷静に気持ちを切り替えている。