大坂なおみ「圧倒されていたと思う」逆境で見せたメンタルの立ち直り[全豪オープン]

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「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月14〜26日/ハードコート)女子シングルスで、2年連続の4回戦進出を決めた大坂なおみ(日本/日清食品)。3回戦で第28シードの曲者シェイ・スーウェイ(台湾)の揺さぶりに一時自身のプレーを見失うも、見事逆境を乗り越えて勝ち上がった。

大坂は試合後の記者会見で「今日のような戦い方ができて嬉しいです」「彼女(スーウェイ)の打ち方は、他の選手とかなり違います。彼女とのラリーは非常に難しいんです」と振り返った。


第1セットを落とし第2セットも先にブレークを許してしまった大坂。一時は相手に合わせてなのかラリーのペースを落としたり、何とかしようともがいているようにも見えた。しかし、第2セット中盤から本来の力強いプレーが戻ってくると、第3セット初めまでにかけて一気に7ゲーム連取で逆転劇を繰り広げた。


大坂はその時の心境を次のように振り返っている。


「彼女はひたすら良いプレーをしていたので、私は圧倒されていたと思います」「第2セットの最初の方は、高いショットを打ってみたりしました。練習したこともないようなショットなので、何て無駄なことをしているんだろうと感じていました」


「でもそこから、私はグランドスラムを戦っているんだ、と考え始めました」「悲しんでいる場合ではなかった。私は本当に素晴らしい選手と対戦しているのだから、今の時間を楽しんで全てのポイントに自分の持てる力全てを注ぎ込まなければ。と」


あわやと思われる逆境から、自身2年連続の4回戦進出。2018年シーズンから特にメンタル面での成長著しいと言われる大坂は、この試合でまた一つ壁を乗り越えたのかもしれない。


次戦は第13シードのアナスタシア・セバストワ(ラトビア)との対戦が決まっている。試合のなかで成長を続ける大坂から、ますます目が離せない。


テニスデイリー編集部)


※写真は「全豪オープン」3回戦での大坂なおみ
(Photo by Chaz Niell/Icon Sportswire via Getty Images)