ウズベキスタン戦に臨んだ日本代表(撮影:佐野美樹/PICSPORT)

写真拡大 (全3枚)

17日、日本はグループリーグ第3戦をウズベキスタンと戦い、2-1と逆転勝利を収めた。この結果、日本はグループFの首位が確定。21日にベスト16の試合に臨む。

日本が対戦するのはE組2位のサウジアラビア。初戦で北朝鮮を4-0と撃破し、2戦目ではレバノンを2-0と退けた。UAEのメディアの中でも評判が高く、優勝候補の呼び声もあった。率いているのはアルゼンチン出身でスペイン代表だったフアン・アントニオ・ピッツィ監督。チリ代表として2016年コパアメリカを制した経験もある。

ところがカタール戦では試合を支配しながら、前半終了間際にDFのお見合いからGKと1対1の決定機をつくられ失点すると、後半もコーナーキックに相手を2人フリーにするという単純なミスから0-2と敗戦した。巧さも力強さもあるが、穴もある。

日本は2011年カタールアジアカップではグループリーグ第3戦で対戦し、日本は5-0と大破した。また日本がアジアカップを初制覇した1992年広島大会では決勝で1-0と下している。一方で2007年4カ国共同で開催されたアジアカップでは準決勝で対戦し、2-3と敗れるという歴史もある。

首位通過となったため、日本は次の試合をドバイの隣、シャルージャのシャルージャ・スタジアムで戦うことになった。日本が第3戦を戦ったアル・アインからは車で約2〜3時間の距離であり、ロシアワールドカップのときのような長距離移動はない。

サウジアラビアもシャルージャ・スタジアムでの試合は行っておらず、条件は平等と言えるだろう。また、サウジアラビアもグループリーグ第3戦を日本と同じ日に行っており、疲労も同程度と推測される。ただし、日本はウズベキスタン戦で多くの選手を休ませ、また大迫勇也の復帰も近そうだという有利な点を持っている。

なお、優勝候補の一つ、イランも同じ山となり、お互いに勝ち進めば準決勝で対戦する。また同じく優勝候補の韓国は別の山となったため、決勝戦でしか対戦しないことになった。

【文:森雅史/日本蹴球合同会社、撮影:佐野美樹/PICSPORT】
▼ 森保一監督

(撮影:佐野美樹/PICSPORT)

▼ グループステージ首位通過を決めた、森保ジャパン

(撮影:佐野美樹/PICSPORT)