マンチェスター・シティと契約を交わしたDF板倉(写真は川崎時代のもの)【写真:Getty Images】

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マンCは長年フェルナンジーニョの後釜を模索 フローニンゲンに期限付き移籍の板倉も候補に

 川崎フロンターレのDF板倉滉マンチェスター・シティへの完全移籍が決定し、2020年まで日本代表MF堂安律の所属するオランダ1部フローニンゲンへ期限付き移籍となることが発表された。

 衛星放送「FOXスポーツ」アジア版は、オランダでの活躍次第では「板倉はフェルナンジーニョの完璧な後釜となるかもしれない」と、ポテンシャルを高く評価している。

 センターバックとボランチをこなす板倉は昨季、川崎からベガルタ仙台へと期限付き移籍し、主力としてリーグ戦24試合に出場した。1月7日にレンタル期間満了となっていたが、フローニンゲンが14日にシティから期限付き移籍で板倉を獲得することで合意に達したと発表。翌15日には川崎が、シティへの完全移籍を発表した。

 記事では「プレミアリーグ王者マンチェスター・シティが最初の1月の補強として日本人のMFを獲得」と見出しを打って報じ、現在UAEで開催されているアジアカップに未招集であることを指摘しつつも、21歳の前途有望な若手に期待を寄せている。

「板倉はセンターバックを遜色なくこなす守備的MFだ。シティは長年にわたり移籍市場で中盤の要を務めるフェルナンジーニョの後釜を模索してきた。このブラジル人はシティがどのようにプレーするかにおいて不可欠な歯車だ。しかし、彼は33歳でピークを過ぎようとしている。2020年までフローニンゲンへのレンタルが決まっている板倉は、オランダでの任期で成功を収めた際は、完璧な後釜となるかもしれない」

 東京五輪世代の有望株と評される板倉。海外メディアからもシティで最も重要な存在の一人に数えられるブラジル代表MFフェルナンジーニョの後継者候補として、注目されているようだ。(Football ZONE web編集部)