練習中に笑顔を見せるMF遠藤航

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 13日のオマーン戦(○1-0)でアジア杯初出場を飾り、ボランチのポジションでピンチの芽を摘むだけにとどまらず、「守」から「攻」へのスイッチ役を見事に演じた日本代表MF遠藤航(シントトロイデン)が、17日のウズベキスタン戦に向けて意欲をみなぎらせた。

 オマーン戦を振り返りながら、「良いポジショニングから良い形でボールを奪って、そのまま前線にパスを供給してチャンスをつくるというプレーをもっと増やしていきたい」と語る表情は、まさにやる気満々。アジアで戦いながらさらに一皮むけようとしている様子を感じさせた。

 ウズベキスタンについては、リオデジャネイロ五輪を目指すU-22日本代表のキャプテンとして15年12月13日にUAEのドバイで行われた国際親善試合で対戦したU-22ウズベキスタン代表戦(△0-0)の記憶が残っている。

「カウンターで点を取ったり、一人ひとりうまい選手がいて、フィジカルの強い選手がいる印象。リオのときの親善試合では、前半からインテンシティー高く、縦に速いサッカーをしていた」

 当時とは互いにメンバーも状況も違うが、特徴のハッキリした相手に対して、「それに合わせるのか落ち着かせるのか。判断としては難しい部分はある。相手の戦い方を見ながらやらないといけない」と警戒する。

 すでにグループリーグ突破を決めた第3戦では森保一監督がフレッシュな選手を起用するプランを口にしており、慣れないメンバー構成で戦うことも予想される。発熱の影響で出遅れた遠藤は初戦のトルクメニスタン戦(○3-2)を欠場しており、連続先発となればチームを束ねる役割も期待される。

「大事なのはチームとして意思統一すること。特にボランチはそれが大事」。攻撃陣の攻め気と守備陣の意識をピッチ内で重ね合わせるためにはボランチの役割が大きいことも自覚している。「こういうトーナメントでは全員の力が必要になる。全員が戦力として戦えるところを見せないといけない。そのために勝利が必要になる」ときっぱり言い、ウズベキスタン戦を見つめた。

(取材・文 矢内由美子)