(写真)独立行政法人「情報処理推進機構」(IPA)のホームページに掲載されているスマホ偽警告画像

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 パソコンを使用中に、画面上に「ウイルスに感染した」と偽の警告を出して、使用者を誘導し高額な修理費などを取る詐欺が全国で多発していることを報じた本紙記事(12月29日付)に、「私も似た体験した」との声が相次いでいます。(井上拓大)

 「『赤旗』の記事の内容とそっくりな状況でした」―。茨城県常陸大宮市に住む男性(80)はそう話します。男性は、突然、パソコンの画面に警告が出てネットがつながらなくなり、仕方なく表示されている電話番号に掛けました。

カード番号要求

 「変な、なまりある日本語を話す女性が電話に出ました。そのあと別の女性が電話に出て、修理の契約を迫られ、費用として5万5000円をクレジットカードで払うように求められ、カード番号を言ってしまいました」と説明します。男性はカード会社に調査を依頼。その後カードの使用を停止し、使用していたパソコンは初期化しました。

 兵庫県に住む女性(64)の場合は、スマートフォンの画面上に「ウイルスに感染」との警告が表示されました。女性はどうしてよいかわからず、次々と画面をタップしました。カードの番号を要求する画面で不審に思い番号を入力しませんでした。最後には「接続できません」という画面が表示されたと言います。

 「専門店に行き、スマホを点検してもらいました。店の人には、変なアプリなどは入っていないと言われました。ただ、個人情報の流出などの被害が出ても、店側ではどうすることもできず、お客さまの責任と言われました。スマホは今のところは正常に機能していますが、不安はまだあります」と語りました。

 女性は、パソコンに関する詐欺事件はニュース報道などで聞き、警戒していましたが、スマートフォンでは油断してしまったと言います。

画面が閉じない

 横浜市に住む男性は、ネットニュースを見ていたらパソコンに警告が表示されました。「システムが三つのウイルスに感染しているとの警告でした。画面を閉じようとしても、30分以上も閉じませんでした。その後パソコンは正常に回復しました」といいます。

 独立行政法人「国民生活センター」は、警告画面が表示されても慌てて業者へ連絡したり、セキュリティーソフトなどの契約をせず、独立行政法人「情報処理推進機構」(IPA)の情報セキュリティ安心相談窓口に相談することを呼びかけています。

情報セキュリティ安心相談窓口のURL

https://www.ipa.go.jp/security/anshin/