アジア杯・グループリーグ第2戦オマーン戦 「日本代表の予想スタメン」【画像:Football ZONE web】

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初戦トルクメニスタン戦から数人入れ替えの可能性 最終ラインとボランチ変更も

 日本代表は13日にアジアカップ・グループリーグ第2戦オマーン戦に臨む。

 右でん部の違和感でエースFW大迫勇也(ブレーメン)の出場回避が濃厚のなか、初戦のトルクメニスタン戦(3-2)から数人が入れ替わりそうだ。

 大迫とともにGK東口順昭(ガンバ大阪)も前日の全体トレーニングを回避しており、森保一監督は2人について「練習を回避して、治療にあてて、早期のチーム合流に向けてやっていくといことでメディカルから報告を受けている。明日の試合はおそらく難しいと思う」と語っている。

 初戦で2失点を喫したGK権田修一(サガン鳥栖)だが、経験値を考えれば再び登用か。キャプテンのDF吉田麻也(サウサンプトン)は初戦でミスも散見したが、徐々に状態が上向いており次戦も最終ラインを統率するはずだ。

 右のDF酒井宏樹(マルセイユ)、左のDF長友佑都(ガラタサライ)は継続起用と見られるなか、変更があるとすれば吉田のパートナーか。初戦はDF槙野智章(浦和レッズ)を起用したが、マークのミスからPK献上の流れを生んでおり、DF冨安健洋(シント=トロイデン)と入れ替わる可能性もありそうだ。

 ボランチも変更の可能性が高い。初戦はMF柴崎岳(ヘタフェ)と冨安がコンビを組んだなか、攻守ともに課題を残している。MF遠藤航(シント=トロイデン)とMF青山敏弘(サンフレッチェ広島)の状態が上がっており、ファーストチョイスは昨年2試合で見られた柴崎&遠藤か。もっとも、総入れ替えで青山&遠藤もありそうだ。

W杯で長友と縦関係を築いた乾が左で先発か 大迫の代役は武藤が最良のチョイス

 初戦で2列目の右に入ったMF堂安律(フローニンゲン)とトップ下のMF南野拓実(ザルツブルク)は替えが利かないうえ、経験値を高めさせる意味でも先発か。一方、左は原口元気(ハノーファー)に代わりMF乾貴士(ベティス)もありそうだ。

 乾は森保体制初招集ながら、昨夏のロシア・ワールドカップで長友と縦関係を築いており、その点は長友も「全然問題視はしていない」と自信を見せる。南野や堂安らと2列目の感触を早めにつかむうえでも、乾の先発は妥当な一手だ。原口が控えていれば、安心感も一層増す。

 大迫欠場と見られる1トップは武藤を抜擢しそうだ。北川は経験に乏しいだけに、海外での経験も豊富な武藤が最良のチョイスだろう。本人も今季イングランドでプレーし、「大舞台でも緊張しないメンタルが付いた」と語っている。自身が出場した際のイメージトレーニングも抜かりない。

「とにかく裏が消えていると思いがちだけど、そこに落とされることが一番DFにとって嫌なことだと思う。そういったところを狙っていければいい」

 オマーン戦は決勝トーナメント進出が懸かる一方、決勝も含めると残り6試合。選手らが「総力戦」と語っているとおり、メンバーを入れ替えながら、チームとして成長していく必要もある。森保監督は「明日のゲーム直前、メンバー発表直前まで考えて決めたい」とギリギリまで選手の状態を見極める構えだが、果たしてオマーン戦ではどのような戦いを披露するのだろうか。(Football ZONE web編集部・大木 勇 / Isamu Oki)