思わぬ形で発表? レスター奇跡の優勝を含む3度優勝の元ドイツ代表DFフートが現役引退

写真拡大

チェルシー、そしてレスター・シティでプレミアリーグを制したことがある元ドイツ代表DFロベルト・フート(34)が引退を発表した。自身のツイッター(@robert_huth)で明かした。

フートはウニオン・ベルリンの下部組織から、チェルシーの下部組織へと入団。2003年7月にトップチームへと昇格していた。しかし、ジョン・テリー、ウィリアム・ギャラす、リカルド・カルバーリョとチェルシーの厚いセンターバックの層の前に控えに回り、満足いく出場機会は得られず。それでも、パワープレー要員や守備固めとして起用され、2005年、2006年にはプレミアリーグ優勝を経験。しかし、2006年にミドルズブラへと完全移籍した。

移籍したミドルズブラでは、ケガの影響もありレギュラーとしてプレーはできず。2009年にストーク・シティへと移籍すると、その強靭な肉体を生かしてレギュラーに定着。2015年にはレスター・シティへ完全移籍すると、センターバックとしてチームを支え、奇跡のプレミアリーグ優勝に貢献。しかし、2017-18シーズン限りで退団していた。

その後は無所属状態が続いていたフートだったが、フリーの選手として移籍の噂が絶えず。すると11日にエージェントを務めるジョン・ハリオット氏がツイッター(@JHFootballAgent)で「フートと代理人はダービーに加入するため、18カ月間の契約に合意した。フランク・ランパードとダービーの幹部は1月18日までにサインしてもらいたいと伝えた。条件面ではフートとクラブが合意している」とツイートしていた。

しかし、このツイートに対して、フートが自身のツイッターで反論。「書いてあるような事実はない。僕は引退しました!」とコメントし、思わぬ形で現役引退を明かすこととなった。

フートはプレミアリーグで323試合に出場し21ゴール12アシストを記録。FAカップで35試合に出場し6ゴール、EFLカップで14試合に出場。欧州の舞台では、チャンピオンズリーグでは16試合に出場、ヨーロッパリーグで8試合に出場していた。また、ドイツ代表としては19試合に出場し2ゴールを記録。2006年のドイツ・ワールドカップのメンバーに選ばれ、1試合でプレーしていた。