代表では初のボランチを務めた冨安。柴崎とコンビを組んだトルクメニスタン戦の出来には満足していない。 写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 アジアカップで2大会ぶり5度目の優勝を狙う日本代表。森保ジャパンは初戦のトルクメニスタン戦で、先制されながらも逆転し、3-2で勝利を収めた。

 この試合で初のボランチ起用となったのが冨安健洋だ。ベルギーのシント=トロイデンでプレーする20歳は、2018年、森保一監督下で初めて日本代表に招集され、CBとして代表デビューも果たしている。アジア大会でもCBで起用されるのではという見方が大半だったが、チーム事情により、本職ではないボランチでのフル出場となった。

 試合後、冨安は「(ボランチは)怪我人や体調不良者も出ていたので。アビスパ(福岡)時代もやっていましたし、しっかり準備してやりました」と語った。しかし、アジアカップデビュー戦であるトルクメニスタン戦の出来には、全く満足していないようだ。

「もっとボールを奪う回数を増やさないといけなかったです。主な仕事としてはディフェンスラインの前で攻撃やカウンターの芽を摘むことだと思うんですが、けっこうやらせてしまった。もっと、どこにセカンドボールが来るのかとか、ポジショニングなどを工夫しながら、やらないといけなかったなと思います。攻撃面でも、縦パス、戦況を変えるようなパスをもっと増やさないといけない。まだまだです」

 ぶっつけ本番だった柴崎岳とのコンビについても、自身の力不足を口にした。

「岳くんのほうがパスで戦況を変えるという特徴を持っていますし、そういう部分は任せながらやることも必要だと思います。ただ、もっともっと守備のところでボールを奪って、助けることができたんじゃないか。僕がもう少しディフェンスラインの前でバランスが取れたらよかったです」

 前半に比べ、後半は精度の高いパスを前線に通す場面や、積極的に攻め上がるシーンも見られた。だが、コメント中に冨安が何度も口にした「もっと」という言葉は現状に満足していない証だ。試合内容についても、「こういう試合を続けていたら厳しくなるし、改善していかないといけない」と気持ちを引き締めた。

 UAEで新たな戦場を与えられた冨安。次戦以降の起用法も気になるところだが、どちらにせよ本大会では代表に欠かせないマルチな戦力として注目を集めそうだ。

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