後半27分から途中出場したFW北川航也

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[1.9 アジア杯F組第1節 日本3-2トルクメニスタン アブダビ]

 なかなか試合に入っていけなかった。この日、唯一の交代カードが切られたのは3-1とリードを2点に広げた直後の後半27分。MF南野拓実に代わって日本代表FW北川航也(清水)がピッチに入ったが、「自分が入って流れを変えることができなかったし、相手を勢いづけてしまった」と唇を噛んだ。

 北川が悔やんだのは後半33分のプレーだ。ハーフウェーライン付近で不用意にボールを奪われ、カウンターを受けると、PA内に抜け出したFWアルティムラト・アンナドゥルディエフをGK権田修一が倒してPKを与えてしまった。これを決められ、リードは1点に。「前を向いて行けるのか、行けないのかの判断を素早くすること。あの失点で相手も盛り返してきた」と反省した。

 その後は「相手も最後はロングボールを蹴ってきて、自分の頭を越える展開だった」と、なかなかボールに絡めないままタイムアップを迎えた。アジアカップ初戦は不完全燃焼に終わったが、昨年10月のA代表デビューからまだ3か月。A代表の一員として迎える初の国際大会で実際にピッチに立ち、感じることも多かった。

「見ているだけでは感じられないところもあるし、試合に出てプレーすることで分かることもある。たくさんミスをして、それを次に生かせれば。ミスに対してネガティブになる必要はない」。自分に言い聞かせるように前を向く22歳のストライカーは「またピッチに立つために明日からの練習に取り組めれば。いろんなことを想定して準備する必要がある。切り替えてやっていきたい」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)