冒頭15分のみが公開された前日練習では笑顔も見せた柴崎。トルクメニスタンの印象などを語ってくれた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 UAEで開催されているアジアカップに臨む日本は、1月8日に初戦を迎える。
 
 対戦するトルクメニスタンは、中央アジアで急成長を遂げている国で、アジアカップは4大会ぶりの出場だ。守備ブロックを敷きながら中盤の要でキャプテンのアマノフを軸にカウンターを仕掛けるパターンが得意な形とされる。
 
 そのなかでボランチの柴崎岳は「試合の流れ、状況を見ながら個人的には適切にポジショニングを取らないといけないと感じていますし、相手は引いてくる可能性はあるので、僕のところから攻撃をスタートさせて、良い形でフィニッシュまでつなげられれば良いです」とイメージを膨らませた。
 
 また、堂安律も「まずはボールを持てることが予想されますが、味方を探すプレーばかりになってしまうと相手の罠にはまってしまいます。僕たちの良さである仕掛けるところでは仕掛けたいですし、1対1になれば積極的に抜きにいきたいです」と前への意識が重要だと語る。
 
 他グループではオーストラリアやタイが初戦で敗れるなど波乱が起きているが、最初のポイントとしては臆することなく戦い、トルクメニスタンの守備をできるだけ早く崩す必要がありそうだ。
 
 またふたつ目のポイントとしては、柴崎は相手の印象を交えながらこう説明する。
 
「奪ってからのカウンター、縦に速く付けてくるなと感じました。あと見ないで出してくるパスもあるなと。同じチームでやっている選手が多い中で意思疎通は取れているのかなと思います。
 
 ポジションのバランスを考えて相手のカウンターを想定しないといけません。バランスだけはしっかり保ちながら良い形でペースを取れれば、精神的にもチームが楽になると思います」
 
 予想では日本がボールポゼッションで優位に立つはず。ただトルクメニスタンが狙っているのは日本の一瞬の隙だ。この点に関してはGKの権田修一も「ありがちなのは相手がパスをしているつもりじゃなくて、バーンって蹴ったボールがDFとGKの間に落ちて、でも相手はそういう一本を高い集中力で狙っているので、しっかり準備したいです」と危機感を強める。
 
 カウンターのケア、この作業はトルクメニスタン戦で最大のポイントになりそうだ。
 
 また長友佑都は「もちろん相手の分析もしましたけど、相手というよりもしっかりと自分たちの中でモチベーションを大きく持って、自分たちの戦いをできるかできないかが一番大事になってくると思います」と力説する。
 
 この意見には柴崎も同調しており、「相手のことを意識してモチベーションなど色んなことが左右されるよりは、自分たちにフォーカスしながら自分たちが今、なにができるかを全力で取り組まなければいけません。そのなかで良いパフォーマンスができればどんな相手にも勝てると思います」と語る。
 
 さらに酒井宏樹も「どのチームに対しても印象で決めてしまうと、すごく怖い展開になってしまう。どのチームに対しても同じような精神状態で臨みたいです」と続けた。
 
 初戦ということで必要以上にプレッシャーはかかりそうだが、最後のポイントとしては自然体で試合に入り、ピッチで起こるであろうアクシデントに柔軟に対応する力が求められそうだ。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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