【日本代表レポート】森保一監督のボランチの選択基準を青山敏弘が解説
8日、日本代表は試合会場となるアル・ナヒヤーン・スタジアムで公式記者会見と公式練習を行った。9日にはいよいよ初戦のトルクメニスタン戦を迎える。
注目ポイントの一つは、日本代表の中盤の核となるボランチは誰になるか。遠藤航は発熱のため合流が遅れ、守田英正は負傷で離脱した。5日の練習試合では冨安健洋をコンバートするなど、すでに苦しい采配を強いられている。
就任以来、森保一監督はここまで様々な組み合わせを試してきた。2018年に先発した選手は、9月コスタリカ戦で青山敏弘と遠藤、10月パナマ戦は青山と三竿健斗、ウルグアイ戦で柴崎岳と遠藤、11月のベネズエラ戦も柴崎と遠藤、キルギス戦は三竿と守田。つまり遠藤3回、青山2回、柴崎2回、三竿2回、守田1回だった。
実績を考えると遠藤と青山か柴崎という組み合わせになるだろう。だが、遠藤が練習参加したのは6日から。青山と柴崎というコンビはやったことがない。また守田の代わりに召集された塩谷司も合流は6日で、しかもワールドカップ後の新生日本代表のメンバーとはこれが初顔合せとなる。
青山は「4カ月やって来てるんで、その積み重ねがあります。追加メンバーを含めてそこまで問題はないと思います」と自信を見せる。
「このサッカーでボランチがしっかりしなければいけないのは確かですが、前が能力のある選手がいればそこまでボールを運べれば問題ないと思いますし、そこまでは後ろからしっかりつないでいく練習はできていると思います」
では、森保監督はどういう基準でボランチの組み合わせを選んでいると思うのか。青山は「バランス」だという。前後のバランスをどう取るかで考えると、相手が強くて押し込まれるときと、相手に攻め込み続けることが出来る相手で変えてきているというのだ。
これまで接戦を演じたウルグアイ戦、ベネズエラ戦では柴崎と遠藤という、ともに飛び出していくタイプの選手だった。もっとも点差を付けたキルギス戦では三竿と守田という、ともに守備に特長のある選手の組み合わせだった。となると、どういうメンバーを選ぶかで森保監督が試合のプランをどう考えているかがわかる。
コンディションを問われると、青山は「問題ないですね。はい」とピシャリとその後の質問をはねつけた。公式会見ではいつもどおり飄々としていた森保監督とは違い、青山の表情には試合前の高揚感が溢れていた。
【テキスト:森雅史/日本蹴球合同会社、撮影:岸本勉/PICSPORT】
注目ポイントの一つは、日本代表の中盤の核となるボランチは誰になるか。遠藤航は発熱のため合流が遅れ、守田英正は負傷で離脱した。5日の練習試合では冨安健洋をコンバートするなど、すでに苦しい采配を強いられている。
就任以来、森保一監督はここまで様々な組み合わせを試してきた。2018年に先発した選手は、9月コスタリカ戦で青山敏弘と遠藤、10月パナマ戦は青山と三竿健斗、ウルグアイ戦で柴崎岳と遠藤、11月のベネズエラ戦も柴崎と遠藤、キルギス戦は三竿と守田。つまり遠藤3回、青山2回、柴崎2回、三竿2回、守田1回だった。
青山は「4カ月やって来てるんで、その積み重ねがあります。追加メンバーを含めてそこまで問題はないと思います」と自信を見せる。
「このサッカーでボランチがしっかりしなければいけないのは確かですが、前が能力のある選手がいればそこまでボールを運べれば問題ないと思いますし、そこまでは後ろからしっかりつないでいく練習はできていると思います」
では、森保監督はどういう基準でボランチの組み合わせを選んでいると思うのか。青山は「バランス」だという。前後のバランスをどう取るかで考えると、相手が強くて押し込まれるときと、相手に攻め込み続けることが出来る相手で変えてきているというのだ。
これまで接戦を演じたウルグアイ戦、ベネズエラ戦では柴崎と遠藤という、ともに飛び出していくタイプの選手だった。もっとも点差を付けたキルギス戦では三竿と守田という、ともに守備に特長のある選手の組み合わせだった。となると、どういうメンバーを選ぶかで森保監督が試合のプランをどう考えているかがわかる。
コンディションを問われると、青山は「問題ないですね。はい」とピシャリとその後の質問をはねつけた。公式会見ではいつもどおり飄々としていた森保監督とは違い、青山の表情には試合前の高揚感が溢れていた。
【テキスト:森雅史/日本蹴球合同会社、撮影:岸本勉/PICSPORT】