試合会場で調整するMF原口元気

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 攻守にわたって圧倒することがアジアタイトルへの道であると信じている。9日のトルクメニスタン戦を前に、日本代表MF原口元気(ハノーファー)は「良い緊張感と良いモチベーションで全員がやれていて、大会の初戦という良い感じがある」と意欲に溢れるチームの雰囲気を説明した。

 対戦相手のすべてが格上という状況で臨んだ昨夏のロシアW杯とは打って変わり、今回はグループリーグの全対戦国が格下。タイトルをもノルマと考える立ち位置にいるのが今の日本代表だ。原口自身にとっても、泥臭さこそ身上とばかりにピッチを駆け回ったロシアでの戦いとはすべてが自ずと変化している。

「W杯とは違いますね。僕らがチャレンジしていくという立場とは違って、しっかり勝っていくという戦いになると思う」。自分たちが主導権を握りながら勝っていこうというマインド。原口は「自分たちがアタックし続ける。ボールを持っているときもボールを持っていないときもすべての部分で圧倒できるようにする」と続けた。

 すでにW杯16強を経験している原口だが、アジアカップは初めてだ。ロシアの地で世界のトップ・オブ・トップとの現実的な距離を知り、さらなる高みを目指している中で迎える今大会を個人としてはどのように見つめているのか。原口はしばし考えてからこう言った。

「(ロシアW杯の)その先を見ているのですが、W杯で負けた悔しさを晴らすのが今の自分の一番の目標になっている中で、アジアではやはり負けられない。内容も含めてチームとして4年間積み上げていかないといけない。いろいろな難しいタイミングが訪れると思うので、そういうところで今のチームとして強くなっていく大会にしたいと思う」

 原口が考えているのは「敵がいるとしたらトルクメニスタンではなく、自分たちの中」。寸分の隙も見せずに、まずはトルクメニスタンを倒す。

(取材・文 矢内由美子)