黒い僧衣を着たお坊さんが、奇妙な曲芸やアクロバットをしている動画が話題になっている。お手玉、二重跳び、綱渡り、ジャグリング......と様々だが、いずれも僧衣姿というのがミソ。僧衣での車の運転を禁じた福井県の規則への、やんわりとした「抗議」なのだった。

僧衣は運転に支障がある格好?

縄跳びの二重跳びは、山梨県・法源時の横山瑞法住職。ジャグリングは遍照寺の副住職。浄光寺副住職はスラックラインという綱渡り。どれも相当な腕だ。これらはいずれも、「#僧衣でできるもん」という動画サイトで拡散されている。

他に、トレーニング用自転車、スターウォーズまがいのライト・セーバーなどもあり、海外にまで拡散している。CNNも「僧侶たちが縄跳びやジャグリングしている映像をネットに載せている」と面白おかしく伝えていた。

なぜこんなことを? 前出の横山瑞法さんは、「福井県のニュースをネットで見て」という。そのニュースとは、福井県で昨年(2018年)9月、法衣で車を運転していた僧侶が、警察に反則切符を切られたというものだった。

福井県では、「福井県道路交通法施行細則」というものがあって、「運転時、操作に支障を及ぼすおそれのある衣服を着用して車両を運転しない」という規定から、反則行為と認定されたものだという。

「お坊さんの服装は、思ったより動きやすそうだね」

横山さんは「私たちも同じような服装で運転しているので、それが取り締まりの対象になると困るな、と思ったのが最初」という。「強く抗議するよりも、ユーモアがある感じで、動画で『お坊さんの服装は、思ったより動きやすそうだね』と思っていただければと思って投稿した」と語る。

福井県警交通指導課に聞くと、「僧衣がすべて違反ではなく、状況による」というのだが、横山さんは、「今まで僧衣で支障を感じてこなかったので、取り締まりの対象にならなければいいなという思いはあります」という。

箕輪厚介(幻冬舎編集者)「お坊さんたちのプライドである僧衣が取り締まられたことへの反乱ですよね」

加藤浩次「僧衣で運転しちゃいけないというのは、おかしいと思う」

ロバート・キャンベル(東大名誉教授)「車を使わなければ、お経を読みに行けないし」

加藤「僧衣で運転している僧侶いますよ」(笑)

水卜麻美アナ「取り締まられた時の状況がわからない」

キャンベル「福井の僧侶たちがプロセスを盛り上げたら面白い」

箕輪「お坊さんて、芸達者なんだな」(笑)