5日、日本代表は地元のクラブチームとゲーム形式のトレーニングを行った。その際、ウォーミングアップしていたメンバーから考えると冨安健洋がボランチを務めたと思われる。

選手のポジションを変えなければいけないほど、森保ジャパンはスクランブル状態に陥っている。特にボランチは、青山敏弘が去年のケガの影響が心配され、守田英正は負傷離脱、遠藤航は発熱のため合流が遅れるなど、万全なのは柴崎岳のみ。アル・アインでボランチを務める塩谷司が守田の代わりに召集されたが、もう試合までの日数は3日しかない。

長友佑都はこの状況に、2011年カタールアジアカップのことを語った。2011年は大会前に槙野智章が離脱、大会中もけが人が相次いだ。

「2011年はけが人が出ることでチームが結束したという面がありました。(香川)真司や松井(大輔)さんがケガしたりとかいう中で、彼らの思いも含めて絶対優勝して彼らにいい報告したいというのもありましたし、実際に決勝戦ではベンチにユニフォームを飾って戦ってたし。そういうところがみんなの精神的な部分を一つにするというか、いい意味で化学反応が起こったというか。けが人が出ることはよくないのですけど」

続いて中島翔哉の代わりに招集された乾貴士についても笑顔で語った。

「乾もワールカップ以来で、またあの騒がしいヤツが来るなという感じですけど、そういう明るい彼がピッチの中だけじゃなくてピッチ外でも経験と明るさをチームにもたらしてくれる。これは大きいですよ。乾が追加招集されたとき、ロシアワールドカップのメンバーはざわつきましたもん。『来るか!』と(笑)」

2011年は森脇良太の明るさがチームを救っていた。楽観的に考えるとすれが、今回の状況は優勝したときとの類似点もあると言えるかもしれない。

【森雅史/日本蹴球合同会社】