2017年から始まった、“見て・触れて・買える”日本最大級の文具の祭典「文具女子博」。第2回は2018年12月14日(金)〜16日(日)の3日間、東京都大田区の東京流通センターで開催されました。会場には全123社、約5万点の女子向け文具が勢揃い。来場者数は3日間合計で延べ3万5000人と、昨年の2万5000人を大きく上回ったそうです。

「文具女子アワード」のベスト5が決定!

会場となる東京流通センターは、前回は1フロアーだったのが、今回は2フロアーに。銀座・伊東屋やロフト、東急ハンズ、ナガサワ文具センターといったショップに加え、台湾や韓国の女子文具のブースも登場するなど、取り扱いアイテムの広がりを感じました。

大賞:BGM『マスキングテープ 女子文具』

来場者が直接投票して決める「文具女子アワード」は103商品がエントリー。その大賞に輝いたのが、BGMの『マスキングテープ 女子文具』です。女子の文具アイテムとしてマステは欠かせませんが、文具をテーマにしたオシャレなデザインと、キラキラ光る箔押しが大人女子の心に響いたのでしょう。

BGM『マスキングテープ 女子文具』240円〜。

2位:カンミ堂『maco(マコ)』

「文具女子アワード」の2位はカンミ堂の『maco(マコ)』。マステをくるくると巻いて、ペンサイズのテープホルダーに収納して、手軽に持ち歩くことができます。

カンミ堂『maco(マコ)』620円

3位:Rira Riraはんこ『まもるくんプラカードラバースタンプ』

3位はRira Riraはんこの『まもるくんプラカードラバースタンプ』。消しゴムはんこで作ったどこか懐かしいタッチが好評のRira Riraはんこの中でも、ほっこりできる素朴なキャラクター、まもるくんは大人気。プラカードの囲みの中にいろいろな文字を入れて、かわいくメッセージが伝えられます。

Rira Riraはんこの『まもるくんプラカードラバースタンプ』1400円。

4位:古川紙工『紙製パン サンドイッチレター』

4位は古川紙工の『紙製パン サンドイッチレター』。リアルなサンドイッチ柄は、実は中のレター部分も、メッセージをサンド(折り曲げる)して送る仕組みなんです。こんな工夫が女子にツボ。

古川紙工『紙製パン サンドイッチレター』380円。

5位:マークス『水性ペンで書けるマスキングテープ』

そして5位はマークスの『水性ペンで書けるマスキングテープ』。ここでもマステが選ばれています。単にかわいいだけでなく、水性ペンでも書きやすいので、メッセージを書いて貼れる便利モノ。手帳に仮の予定を書いて貼ったり、お菓子の賞味期限を書いて封をしたりと、実用的に使えます。

マークス『水性ペンで書けるマスキングテープ』380円〜。

要注目のバリエーション豊かな商品ラインアップ!

さらに、会場内で見つけたおすすめ文具をピックアップしてご紹介します!

(1)コクヨ『GLOO』

コクヨのブースでは、のりやテープなど、接着・粘着用品の新ブランド「GLOO(グルー)」の商品を販売。使いやすさはもちろん、デザイナー佐藤オオキ氏が率いるデザインオフィス「nendo(ネンド)」が手掛けた、シンプルでスッキリしたデザインが魅力です。

コクヨの新ブランド「GLOO」130円〜。スペシャルアイテムの『GLOO BOX(グルーボックス)』(オープン価格3000円)は数量限定で発売中。

(2)ぺパラブル『リーフメモ』

ぺパラブルのブースでは、リアルな葉っぱ型のメモを発見。実はコレ、手の平にのせると体温で温まり、ゆっくりと丸まってくれるのです。動きがあるメモとは、とってもユニーク。デスクの上などに置くと元に戻るので、職場の話題作りに良さそうです。

ペパラブルの『リーフ メモ』450円。

(3)ゼンリン『mati matiシリーズ』

筆者がかねてから好きな「mati matiシリーズ」も出展されていました。これは地図と言えばのゼンリンから生まれたステーショナリーブランド。ゼンリンが持つ地図データを活かした地図デザインで、丸の内や吉祥寺、京都など、全15テーマが揃っています。クリアファイル、マスキングテープ、ノートパッド、付せんをラインアップ。

ゼンリンの「mati matiシリーズ」380円〜。

(4)ミドリ『エッチングクリップス』

クリップと言えば、デザインフィルがミドリブランドで、かわいい動物型のペーパークリップやゼムクリップを出していますが、新しくステンレス製の『エッチングクリップス』が発売されています。亀の甲羅など、実にリアルにデザインされていて、ついコレクションしたくなります。

ミドリ『エッチングクリップス』4型×4個500円。

(5)ケースプランニング『himekuri』

最後におすすめしたいのが、日めくり付せんカレンダーの『himekuri(ヒメクリ)』です。365日全てに付せん加工がされているので、はがして終わりではなく、ノートに貼るだけでバレットジャーナル風の手帳として活用できます。1枚として同じ柄がないので、毎日、めくるのが楽しみになるはず。

ケースプランニングの『himekuri』1800円。

ウェブマガジン「毎日、文房具。」副編集長で、文具プランナーの福島槙子さんも『himekuri』の監修者として、会場に駆けつけていました。

どのアイテムも発売中!なお 「文具女子博」は2019年春に、大阪での初開催が決定。第3回は2019年12月の開催を予定しています。次はもっと盛り上がりそうなので、文具女子は注目ですよ!

文具女子博 https://bungujoshi.com/

取材・文/綿谷禎子