2019年4月には中国海軍の創設70周年を記念する観艦式が行われる予定で、日本は海上自衛隊の艦艇派遣を検討している。(イメージ写真提供:123RF)

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 韓国が10月に済州島で行った国際観艦式で、韓国は日本に対して自衛艦旗である旭日旗を掲揚しないよう要請し、日本は参加を見送った。2019年4月には中国海軍の創設70周年を記念する観艦式が行われる予定で、日本は海上自衛隊の艦艇派遣を検討していると報じられたが、これについて韓国が不満を抱いているようだ。

 中国メディアの一点資訊は27日、日本が韓国で行われた観艦式への参加を見送る一方で、中国の観艦式には海自艦を派遣することを検討していることについて「韓国軽視であるとして、韓国人が怒っている」と伝える記事を掲載した。

 記事は、最近の日韓関係は「摩擦続き」であると伝え、日韓両国はともに米国の同盟国でありながらも慰安婦問題や歴史認識、竹島(韓国名:独島)問題などで敵対意識が高まっていると指摘。さらに韓国軍によるレーダー照射問題も発生し、日韓関係は急激に冷え込んでいると伝えた。

 続けて、韓国で10月に行われた観艦式への参加を見送った日本が、中国での観艦式への参加を検討しているという報道について「韓国メディアや韓国ネットユーザーたちが怒りの声をあげた」とし、それは「韓国で行われた観艦式では、韓国が日本に参加を要請しながら拒否された」こと、そして日本が中国の観艦式への参加を検討しているのは「観艦式参加という行為を国家間の友好的な交流の強化と見なしている」ためだと主張した。

 さらに、日本の韓国への態度と中国への態度が大きく違っていることは「韓国人の嫉妬を招き、韓国人を怒らせてもまったく不思議ではない」と主張する一方で、日本の動きはある意味では「国際社会の現実」を示していると主張。それは他国から尊重されたいならば「相応の実力が必要だ」ということであり、政治面であろうが経済面であろうが「実力がなければ、どれだけ大声で叫んでも尊重されない」ということだと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)