中国で妙なものが流行って、あちこちでトラブルになっている。広場ダンスだ。健康のためにと中国政府が野外ダンスを推奨し、いまや2億人以上が熱心に踊っているという。

ダンスには決まりがあるらしく、何人もが同じ動きを揃ってやる。そのため、踊る場所の争奪戦が起きる。駐車場内に「午後6時30分〜同8時まで駐車禁止、車を移動させないとパンクさせる」とペイントされ、実際にパンクさせている男が防犯カメラに映っていた。

若者がプレーしているバスケットコートに中高年の広場ダンサー集団が現われ、場所を空けろと殴りかかる。ホテルのロビー、夜間の病院でも踊りを始める。警察が出動しても、「夜だから患者もいないし迷惑かけないでしょ。健康のためにやっている。私、死んでもいいの」と開き直る始末だ。

全国大会の賞金目当て・・・他人の迷惑はお構いなし

他人の迷惑も顧みず、強引に踊りたがるのはなぜなのか。野上慎平アナによると、「ワールドカップ広場ダンス大会」というのがあって、拍車をかけているという。大会では、1チーム18〜25人で、3分30秒〜4分30秒の間に踊りの「統一性」などを競う。全国237都市で予選が行われ、決勝に残るのは12チーム。優勝すれば100万元(約1600万円)、2位50万元(同800万円)、3位30万元(同480万円)の賞金がもらえる。

野上「若者が広場で変なことやって注意されるケースはありますが、年配者が若者に注意され逆にキレるとはねえ」

人口13億人の中国では、やっているのはいるのは一部でも、何億人の騒ぎになる。