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12月23日(日)、平成最後のビッグダービー「第63回有馬記念」が千葉県船橋市の「中山競馬場」で開催された。結果は、池添謙一騎手が騎乗した「ブラストワンピース」が1着。そして、2着は「レイデオロ」、「シュヴァルグラン」が3着となったが、競馬に興味ない人でも「有馬記念」のレース結果は気になったのではないだろうか。そこで、年末の風物詩「有馬記念」レース前の12月20日(木)、「コトノハ図鑑」は、「有馬記念を100倍楽しむ!馬のコトノハ1時間SP」を放送した。馬由来の「コトノハ」や、深夜のスポーツニッポン大阪本社の編集部や競馬ファンが集うBarに生潜入するほか、MBSの来栖正之アナ、仙田和吉アナ、河本光正アナ“競馬アナ三銃士”の「マイ・ベスト実況」を大発表。また、仙田アナはMBSラジオの好評企画「有馬記念」の架空実況をした。果たして、仙田アナが1着になると予想した馬とは…?

「○○があかない!」


馬由来の「コトノハ(言葉)」を調査するため、入社30年目、競馬実況28年のベテランアナウンサー・来栖アナと、入社4年目で競馬のことはおろか、馬のことなど何も知らない藤林温子アナが兵庫県宝塚市の「阪神競馬場」を訪れた。
早速、来栖アナは「○○があかない」について出題した。「○○」とは、馬場の周りに設けた柵のことを指しているのだが、何のことかわかるだろうか。
「○○」の答えは、埒(らち)。物事が明らかにならない、はっきりしないことを「埒(らち)があかない」という。さらに、この言葉について京都学園大学の丸田博之教授が「関西でよく使う『あかん』は、埒があかないの"埒"が抜け落ちて『あかん』となったんです」と解説してくれた。次に、馬を見分けるために番号と名前を記した布「ゼッケン」について。この言葉は、ドイツから来た人が「なんで、馬に布(デッケン/Decken)をのせているのだ?」と言ったことを、日本人が「デッケン?⇒ゼッケン?」と聞き間違えて「ゼッケン」となったといわれている。

「はめを外す」の"はめ"ってナニ?

阪神競馬場は乗馬もできる。そこで、藤林アナも乗馬体験をした。そして、ここで丸田教授が出題したのが「相性がいい」「相性が合わない時」に使う言葉が馬からきているというのだがわかるだろうか。
正解は、「相性がいい」は「馬が合う」。そして、「合わない時」に使う言葉は「毛嫌い」(雌馬が雄馬の毛並みを嫌って種付けが上手くいかないこと ※諸説あり)。
さらに、馬の道具が由来となった言葉を調査した。馬の口につけた金具は「馬銜(はみ・はめ)」というのだが、この金具がなければ馬を制御することができない。そこから「はめを外す」という言葉ができた。「拍車をかける」という言葉も馬の道具からきているという。乗馬者の靴のかかとについている「馬に刺激を与える歯車」のことで、現在の拍車には歯車はついていないが言葉だけが残った。

馬が由来の意外な言葉ベスト3!


また、来栖アナが競馬ファン100人に聞いた「馬に関係する意外な言葉 ベスト3」を発表した。
まずは、第3位...「駄賃」。これは、昔、人や荷物を運ぶ時に使われた馬のことを「駄馬」といい、「駄馬の運賃」が転じて「駄賃」となった。第2位は「引き出物」。平安時代からの言葉で貴族同士の結婚の「引き出物」は馬のことだった。「みんなの前に馬を"引き出して"」が「引き出物」となったという。そして、第1位は「はなむけ」。旅に出る人の旅先に向けてみんなが飼っている馬の鼻先をその方向に向けたことから「はなむけ」となった。「フラワーの花でなく、ノーズの鼻のことでした!」と来栖アナが言うと、この日、生出演していた河田直也アナや松川浩子アナは「はあ〜!?」「えっ!」とかなり驚いていた。

「競馬アナ三銃士」の渾身の実況!

競馬アナ三銃士・来栖アナ、仙田和吉アナ、河本光正アナが「渾身の実況だった!」という「マイ・ベスト実況」を発表した。
入社18年目の仙田アナは、クリスマスイヴに開催された「2017年 有馬記念」から。このレースは武豊騎手が騎乗した大人気「キタサンブラック」の引退レース。注目のレースだった。そして、レースは見事「キタサンブラック」が制し、仙田アナは「競馬ファンの一生のイヴの思い出〜!」と叫んだ。後に振り返った時にファンが「キタサンブラックが勝った時、クリスマスイヴだったね」と記憶を共有できる印象的なフレーズとなった。
入社12年目の河本アナは「2012年 秋華賞」。このレースは「14番ジェンティルドンナ」と「1番ヴェルシーナ」のライバル対決が注目されていた。ところが、「6番チェリーメドゥーサ」がまさかの大逃げの展開に。写真判定に持ち込まれた大接戦レースだったが、ゴールで河本アナは「ジェンティルドンナが若干優勢!」と言い切ったのだ。レースを振り返って「いやぁ〜。今見ても冷や冷やします...。写真判定の結果7尊垢世辰燭鵑任垢茵ジェンティルドンナが3冠とれるかというレースだったので、自分の期待も込めて言っちゃた〜」と河本アナ。もし、ジェンティルドンナでなかったら「アナウンサー辞めてるかも...」という大きな賭けにでた実況だったようだ。
そして、来栖アナは競馬ファンでなくても知っている「ディープインパクト」が出走した「2005年 日本ダービー」。圧倒的人気の「ディープインパクト」はこのレースも必ず勝つと予想していた来栖アナは「(ゴールの瞬間に言う)何かいいフレーズないかな」と2時間も考えていたが、なかなかいいフレーズが浮かばなかったという。それが、トイレに行った時に「はっ!」と言葉が思い浮かんだと明かした。レース直前だったという。
そのフレーズとは......「サンデーサイレンス(ディープインパクトの父)の完成品!ミスターパーフェクト!!」。実況もパーフェクトだ。
最後に、仙田アナがMBSラジオの好評企画「有馬記念」の架空実況をしたのだが、1着「15番シュヴァルグラン」、2着「12番レイデオロ」、3着は「14番キセキ」と予想。結果はご存知の通り、ちょっと残念だが、仙田アナのこの架空実況は、架空にも関わらず手に汗握る熱いレースだった。

「コトノハ図鑑」(MBS 毎週木 よる0時59分放送)は、MBSのアナウンサーが「コトノハ図鑑」の編集者として様々な分野の"言葉(コトノハ)"を取材。「アナウンサーが言葉を学ぶこと」を通して、視聴者にも発見を届ける。"コトノハ"を深く知れば、『人生が少し豊かになる』をコンセプトに知的好奇心をくすぐる番組。