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12月20日放送の「プレバト!!」俳句査定は、過去に「落語家枠は私だけでいい」と言い放った三遊亭円楽と、「また腹黒い中途半端な句を詠んでほしい」と反撃する立川志らくの落語家特待生対決が実現。バチバチのバトルがぼっ発するが、そんな最中に志らくが過去、新幹線の中で円楽の優しさに触れ「涙が出るほどうれしかった」と告白するシーンがあった。

「実は円楽師匠に頭が上がらない...」志らくの苦い思い出
今回は「こたつとみかん」をお題に、特待生昇格試験に特待生1級・三遊亭円楽と3級・立川志らくが登場。同じ場所に並ぶことは「めったにない」という落語家対決が実現する。

対決前から円楽が「談志師匠は志らくより、私を好いていましたね」と言い張れば、志らくも「初めて聞きましたよ。そんなこと言わないでしょ」と反論。その流れで、志らくは若き日に著書で「笑点」のことを"座布団の取り合い"とバカにしてしまったことから「ある時に新幹線で笑点メンバーと同じ車両になってしまって、誰も私と口を聞いてくれなかった」と気まずい思い出を語りはじめ、「でも、円楽師匠がみんなにパンを配りはじめて、私にも『お前にもやるよ』と。涙が出るほどうれしかった。だから頭が上がらない...」と円楽の優しさに触れたエピソードを真顔で告白。ところが、すぐさまライバルの顔に戻り「それときょうは別ですから。円楽師匠にはおとなしく"座布団の取り合い"に戻っていただきます」と、あらためて宣戦布告した。

"ミスター昇格"志らくの破調句に夏井先生「企みが愉快」
まず、特待生に最短で昇進し、その後の昇格試験も3連続で昇格している"ミスター昇格"志らくが「ミカンを食べると止まらなくなるのだけど、子どもにしてみれば不思議なこと。私は年末になると祖母がテレビを見ながら、いつまでもミカンを食べ続けていて。それがだんだん怖くなった思い出があるんです。思い切って五七五で詠まず、どんと17音で収めました」という"破調句"で勝負をかける。

<1ランク昇格 特待生3級→2級>
婆やは蜜柑食べ続ける妖怪
         立川志らく

夏井先生が「安易に手を出したら痛い目に遭う」という"破調の是非"が評価のポイントになるが、「裏切りが楽しい。破調を選んだことが生きている」と大絶賛。「"婆やは蜜柑"ときたら剥いてくれるのかなと思うわけです。でも剥いてもくれず、食べ続けるの?と思った瞬間に、"妖怪"。この企みが愉快ですね。子とか書かなくても子どもの目線だとも分かる」と褒めちぎったが、円楽が「(志らくは)落語も破調だから」と毒づくと、志らくは「その通りです...」と苦笑い。

惜しくも"現状維持"の円楽が劇的添削に「なるほど!」
続いて、昇格すれば6人目の名人となる円楽は冬の名物として知られる三陸鉄道北リアス線の"こたつ列車"から発想を飛ばした自信作を披露。

<現状維持 特待生1級>
結露拭くコタツ列車の窓の笑み
          三遊亭円楽

円楽は「震災で途切れた線路も繋がって、こたつに入りながらミカンを食べたり、お酒を飲んだり。震災のことから笑い話まで話が温まってきて、窓の結露を何気なく拭いてみると、復興していく街並みがあって、思わず笑みがこぼれた。街の方からも、こたつ列車がまた走った、復興していくんだねと笑み。両方向の笑みをこたつから飛ばしました」と手ごたえ十分だったが、夏井先生は「思いがいっぱいであふれちゃった。それを"笑み"という言葉で伝えようとしたことに問題があった」と惜しくも"現状維持"に。そして、「すごい大きなことを言いたかったわけだから、まず言っちゃいましょう。"窓の笑み"は諦めた方がいいですね。それ以外は後半で残します。あとは上五の勝負」と添削の筆を取る。

<添削後>
復興の町こたつ列車の結露拭く
 あるいは
駅の小旗こたつ列車の結露拭く

夏井先生は「結露の窓の向こう側に復興した街並み、よく来てくれたと歓迎してくれる街の人たちもいる。でも、一遍には書けませんので『復興』か『歓迎』か選びましょう」と指摘。「例えば"復興の町"。結露を拭けば、復興が進んでいる光景が出てくる。歓迎してくれる人がいるなら"駅の小旗"として、駅のホームで小旗が振られている光景を描くこともできる。5音あったら、いろいろやれるので、自分の思いにかなった言葉を入れてください」と劇的添削を施し、円楽を始めスタジオの一同を「なるほど!」とうならせた。

今年の最高得点&「夏井先生あるある」などハプニング続出
ランキング戦には、前回の"才能ナシ最下位"に「おかしいんだよね」と納得がいかない研ナオコ、17回目の挑戦で「ごちゃごちゃ考えるのをやめてシンプルにいきました」と話す二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)、俳句だけでなく「夏井先生あるある」も考えてきたレイザーラモンRGが参戦。さらに「学生時代に国文学でA評価をとったことがある」と自信を見せる酒井美紀、「子どもが番組を見ているので」と母親のメンツをかけた坂下千里子が初登場する。

まず、「ぬくぬくとミカンほおばり止まらない」と詠んだ研ナオコが"凡人4位"にランクイン。夏井先生は「発想が極めて凡」と苦笑いしつつ、「堂々と書き放つ根性にささやかな感動すら覚えた。このまま置いておきましょう」とまさかの添削なしという結果に。続いて、酒井の「湯気まとう母の背もまた雪景色」が"凡人3位"と発表されるが、実は台所の母の姿を詠んだという説明に、夏井先生が「露天風呂かと思った。分からないよ! これは才能ナシです」と絶句。研と順位の入れ替えを指示し、最終的に酒井が"才能ナシ4位"に格下げ、研が"凡人3位"となるハプニングも。そして"凡人2位"は「手酌酒祖父の背中や年歩む」の二階堂となり、最後は坂下とRGの一騎打ちになる。

「霜焼けの指を黄に染むネイルサロン」と詠んだRGは得意のあるあるネタも披露し、「夏井先生、普段は着物着ない〜♪」と暴露。夏井先生を慌てさせる場面もあったが、査定では"才能ナシ最下位"が告げられ、がっくりと肩を落とす。初登場で見事"才能アリ1位"に輝いた坂下は「やったー!」と大喜び。しかも、今年の最高得点であることが明かされると驚きのあまり震え出してしまう。

<才能アリ1位>
夕空をドクターヘリや落葉焚
         坂下千里子

坂下の一句は「夕日の中をヘリが飛んでいる。小さい子って『ヘリだ』って指をさすじゃないですか。私も見上げたら、それはドクターヘリだった。そこに落葉焚の煙が上がっていたという冬の夕空を詠んだ」というもの。夏井先生は「夕空を見上げるとドクターヘリ。その姿と共に轟音も感じさせる。そして"や"で強調して、最後に落葉焚が出てくると、一度視線が落ちる。そして、ドクターヘリはどこへ行ったのだろうかとまた視線を上に向けて、もうヘリのいない夕空が映像として残ってくる。うまいもんです」と大絶賛。もちろん添削なしで、「これ以上発想を飛ばしたら、どこかに落ちますからね」とジョークを飛ばして閉幕となった。

     ◇

さて、次回は冬の俳句タイトル戦「冬麗戦」予選!お題は・・・

芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛!才能ナシなら容赦なく酷評!浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト!!』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。https://www.mbs.jp/p-battle/