左からランゲラック、チャナティップ、ファン・ウィジョ、チョン・スンヒョン。いずれもいまやJを代表する名手たちだ。(C)SOCCER DIGEST

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 年明けの1月5日にUAE(アジア首長国連邦)で熱戦の火蓋が切って落とされるアジアカップ2019。開幕までおよそ2週間に迫り、出場24か国は調整に余念がない。前人未到となる5度目のアジア制覇を目論む日本代表はすでに大会登録の23名を発表済みで、ライバル国も続々とメンバーを確定させている。

 いまやアジア・サッカー界を牽引する立場となっているJリーグ。アジア・チャンピオンズリーグと同様に「アジア枠」を設けて、とりわけ東南アジア出身選手に対して優遇措置を取るなど、近年はアジア諸国に大きく門戸を開いてきた。タイの英雄、チャナティップ・ソングラシン(北海道コンサドーレ札幌)の大活躍はひとつの転機で、重要な成功例となりそうだ。今後はさらに各国代表の名手が、こぞってJリーグ行きを目ざすことだろう。

 今回のアジアカップにはそのJリーグから何名の選手がエントリーするのか。ひと昔前に比べて、輩出国のバリエーションがずいぶんと豊かになったことが分かる。

 まずは、12月20日に発表されたばかりの韓国代表メンバーから見ていこう。予想通りJリーグからは4名が選出された。キム・スンギュ(ヴィッセル神戸)、キム・ジンヒョン(セレッソ大阪)のGKコンビに、現在クラブワールドカップで奮闘中のDFチョン・スンヒョン(鹿島アントラーズ)、そしてガンバ大阪の絶対エースに台頭したFWファン・ウィジョだ。元Jリーグ組ではDFキム・ヨングォン(広州恒大/元FC東京)、DFキム・ジンス(全北現代/元アルビレックス新潟)、MFチョン・ウヨン(アル・サッド/元神戸)の3選手もおり、日本のファンにも馴染みのある面々が揃う。

 同じく木曜日に23名を発表したのがオーストラリア代表で、こちらには2名のJリーガーが名を連ねた。名古屋グランパスの正守護神ミチェル・ランゲラックと、浦和レッズのFWアンドリュー・ナバウトだ。こちらも懐かしいところでは元ジェフ千葉のDFマーク・ミリガン(ハイバーニアン)と、今季途中まで横浜F・マリノスに所属していたDFミロシュ・デゲネクもUAE行きのメンバーに食い込んでいる。
 ここ数年で急加速的に実力を付けているタイ代表は、現在27名で集中キャンプを消化中。国民的ヒーローである三勇士、MFチャナティップ、FWティーラシン・デーンダー(サンフレッチェ広島)、DFティーラトン・ブンマザン(神戸)が中軸を担う。チャナティップは2018Jリーグ・アウォーズで初めてベストイレブンに選出され、母国では水曜日に開催されたタイ・サッカー協会の年間アワードで「最優秀選手賞」を受賞と、ノリにノっている。

 北朝鮮代表はいまだメンバーを確定させていないが、今季の東京ヴェルディでスーパーサブとして活躍したMF李栄直、町田ゼルビアのDF金聖基、ロアッソ熊本のFW安柄俊らが有力候補だ。カタール代表のDFアフメド・ヤセル(神戸)はほぼ当確で、ウズベキスタン代表のMFファジル・ムサエフ(ジュビロ磐田)は正式メンバー入りを果たしている。

 森保ジャパンの国内組11名を足すと、予想値ながら総勢で7か国・25名になる。以下がそのまとめだ。

【アジアカップ2019/大会登録の外国籍Jリーガー一覧】
★韓国(メンバー確定)
GK キム・スンギュ(神戸)
GK キム・ジンヒョン(C大阪)
DF チョン・スンヒョン(鹿島)
FW ファン・ウィジョ(G大阪)

★オーストラリア代表(メンバー確定)
GK ミチェル・ランゲラック(名古屋)
FW アンドリュー・ナバウト(浦和)

★タイ代表(予備登録27名)
DF ティーラトン・ブンマザン(神戸)
MF チャナティップ・ソングラシン(札幌)
FW ティーラシン・デーンダー(広島)

★北朝鮮代表
DF 金 聖基(町田)
MF 李 栄直(東京V)
FW 安 柄俊(熊本)

★カタール代表
DF アフメド・ヤセル(神戸)

★ウズベキスタン代表(メンバー確定)
MF ファジル・ムサエフ(磐田)

※メンバー登録の情報はすべて2018年12月20日現在。