育毛剤の成分表を見るときのポイント

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合わない育毛剤を使うと逆効果?

育毛剤を使って逆効果というケースはほとんどありませんが、使用直後に初期脱毛が起こり、「それが逆効果なのか?」と勘違いする方がいます。

初期脱毛はヘアサイクルの乱れをリセットするときに起こる症状で、一時的に髪の毛が抜ける本数が増えます。

ただ、これが育毛剤の副作用と勘違いしてしまう方もいて、そこで育毛剤の使用をやめてしまう方もいます。

これは正常なメカニズムなので、そのまま育毛剤を使い続けても心配ありません。

育毛剤の主な成分とその効果

育毛剤は、医薬品よりも効果が緩やかな医薬部外品に該当します。

ミノキシジルのような薬用成分が入っていると、育毛剤ではなく発毛剤の部類になります。

育毛剤でよく使用される成分は下記の通りです。

・オウゴンエキス
・イチョウ葉エキス
・ノコギリヤシ
・チョウジエキス
・ローズマリー葉エキス
・センブリエキス
・ビワ葉エキス

上記を効果別に分類してみましょう。

・髪の毛の成長促進作用があるもの…イチョウ葉エキス、センブリエキス
・抜け毛予防効果があるもの…ノコギリヤシ
・頭皮環境を整えるもの…オウゴンエキス、チョウジエキス、ビワ葉エキス、ローズマリー葉エキス

どの成分が多く入っているかは育毛剤によります。

育毛剤の成分表を見るときのポイント

育毛剤の作用を見ると、頭皮環境を整えるものと、髪の毛の成長に必要な血行促進作用があるものが多いです。

ただ、頭皮環境を整えるのはシャンプーでもできること。
そう考えると、いかに髪の成長に必要な作用をもたらすかという視点で育毛剤選びをした方が、効果が期待できます。

成分を一つ一つ分析し、毛細血管の流れをよくする、毛母細胞を活性化するといった成分がおすすめ。
他には髪の成分となるアミノ酸を多く含有した育毛剤もおすすめです。

血行促進を目的とするならば、イチョウ葉エキス以外に塩化カルプロニウム、サイトカイン、セファランチン、センブリエキス、トウガラシエキスなどもおすすめです。

また、発毛剤ならミノキシジルが入っているので、さらに強力な血行促進作用が期待できるでしょう。