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12月27日に開幕する全国高校ラグビー大会。今年度はシード校もシード校でない学校も実力あるチームが揃い、優勝争いは熾烈を極めると予想される。組み合わせ抽選会を終え、今大会の見どころとは!?

新しく生まれ変わった花園。群雄割拠、本命不在の混戦を制するのは?

「4強、いや8強、今回は本当に、力が接近している。Aシード3校は、確かに強いが、Bシード校も侮れない。勿論、ぎりぎりのところでシード校に選ばれなかった実力校からも目が離せません。」

清鶴敏也シード委員長がこう語った98回目の全国高校ラグビー大会。抽選会は、まさにシード委員会泣かせの組み合わせとなった。
2回戦から登場するシード校は東6.西7の13校。そんな中、Aシードに選ばれたのは3校。西からは、昨年の準優勝メンバーが多く残った大阪桐蔭。春先から圧倒的なフィジカルで近畿大会を制覇、春の選抜大会でも準優勝。今大会も優勝候補の一角だ。西のもう1校は、ここ数年、東海大仰星(今年度から東海大大阪仰星)とともに、高校ラグビー界の主役を演じてきた東福岡。高校日本代表候補がずらり。選手一人一人のポテンシャルは、申し分ないだけに、こちらも十分にチャンスがある。両校は、比較的戦いやすいブロックに入った。そしてもう1校は、東の雄、神奈川の桐蔭学園。選抜大会では、大阪桐蔭を撃破し優勝。関東Aブロック大会でも他を寄せつけず優勝。15人が一体で攻めるラグビーは迫力満点だ。ただ桐蔭学園のブロックには、島根の石見智翠館や広島の尾道といったノーシードの実力校が目白押し。簡単には勝ちあがれないゾーンになった。
花園では、冬になって戦い方が熟成し、本大会にはいって急激に力をつけたチームが一気に頂点にかけあがることがある。そんな予感を抱かせるのがBシードの近畿勢2校。奈良の天理は、単独チームとして国体優勝の御所実業を地区大会の決勝で破った。順当にいけば、3回戦で東のシード校愛知の中部大春日丘と激突する。春日丘は、普段から御所実業と練習をともにする間柄だけに、別の意味でも注目が集まる。もう一つの注目校は、大阪の常翔学園。地区大会では、前回大会全国制覇の東海大大阪仰星に完勝。強烈なインパクトを残した。名将・野上友一監督が「いいチームになってきた。」と自信を深めているだけに、名門復活の期待がかかる。
ノーシードの中では、京都成章と大阪朝鮮高級学校が、興味深いブロックに入った。1回戦を突破すれば、それぞれシード校の佐賀工業、兵庫の報徳学園と対戦する。差は紙一重だけに、シード委員会泣かせの組み合わせとなった。その他、東のノーシード校では、79大会ぶりに夢舞台にかえってきた早稲田実業が、注目の存在だ。地区大会では、周到な準備を重ねた上で、強豪国学院久我山に快勝。1回戦を勝ち抜けば、シード校千葉の流通経大柏と対戦する。夏の7人制大会で初の日本一を手にした相手だけに、分析に基づく頭脳戦も含め、ハイレベルな攻防が期待できる。

ベスト8が出そろうのが、1月1日。3日の準々決勝からは、再度抽選が行われる。ここから先は、組み合わせ次第。「いつ当たるか」が重要になる。平成最後、記念すべき日本開催のワールドカップの年に栄冠を勝ち取るのは、どのチームか? 本大会にむけての成長を含め、一日、一日、一瞬たりとも目が離せない熱戦がいよいよ始まる。 

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