フローニンゲンのMF堂安律【写真:Getty Images】

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フローニンゲンと日本代表での活躍で国内外の強豪クラブから熱視線を送られる存在に

 フローニンゲンの日本代表MF堂安律は、その活躍ぶりから欧州5大リーグへの移籍が取り沙汰されている。

 新たに浮上しているのが、プレミアリーグのニューカッスルだ。英地元紙「クロニクル」が、「ニューカッスルが今冬の移籍市場を前に、ワクワクさせる日本代表リツ・ドウアンを注視している」と大きく報じている。

 堂安は昨夏にガンバ大阪からフローニンゲンに期限付き移籍すると、加入1年目からリーグ戦29試合で9ゴール4アシストをマーク。完全移籍した今季からは新たに背番号「7」を託され、ここまでリーグ戦15試合で4ゴール2アシストと存在感を放っている。

 今年は待望の日本代表デビューも果たし、10月16日のウルグアイ戦(4-3)ではA代表初ゴールもマーク。フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」が新設した21歳以下を対象とする最優秀若手選手「コパ・トロフィー」では最終候補10人に選出されるなど、世界的な知名度も高まっている。

 オランダ国内ではアヤックスやPSV、その他にもマンチェスター・シティやアトレチコ・マドリード、ユベントス、ドルトムントなど数多くのビッグクラブから関心が寄せられ、今冬の移籍市場の注目株の一人と目される堂安。記事では「ニューカッスルはワイドのオプションを強化することを熱望しており、ドウアンは両サイドでプレーすることができる」と、ニューカッスルが熱視線を送っていることに言及。「同様に興味を抱くシティが獲得に乗り出した場合は、彼らと同じ額を提示することはできないだろう」とも指摘している。

ニューカッスルが獲得に本格始動へ「最初の交渉に向けた席に座る予定」

 記事を執筆したリー・ライダー記者は、移籍情報の信憑性に関しては現地でも一目置かれる存在であり、FW武藤嘉紀にニューカッスル加入の可能性が浮上した際もいち早く報道し、実際に移籍が実現している。

「ベニテスのスカウトチームは前半戦での視察を徹底しており、最初の交渉に向けた席に座る予定だ」

 記事によれば、ニューカッスルが堂安獲得に本格始動しているのは間違いなさそうだ。仮にシティがオファーを提示してきた場合でも、ドイツ代表MFレロイ・ザネ、アルジェリア代表MFリヤド・マフレズ、イングランド代表MFラヒーム・スターリングら世界屈指のウィンガーが在籍していることもあり、出場機会の確保を考慮すれば、ニューカッスルを選ぶ可能性は十分にあるだろう。(Football ZONE web編集部)