鴨の放鳥に臨まれる眞子さま(撮影/JMPA)

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 寒空の下、眞子さま(27才)が鴨を手に奮闘された。12月7日、宮内庁新浜鴨場で行われた鴨の放鳥。紺のジャケットに膝丈のブルーグリーンのスカートを合わせ、足元は黒のロングブーツという冬らしい装いの眞子さまは、手の中からなかなか飛び立たとうとしない気まぐれな鴨に、苦笑いされていた。

「鴨の水かき」という言葉がある。優雅に浮かぶ鴨も、水面下では絶え間なく水をかき分けていることを表現している。秋篠宮家を巡っても、穏やかな生活を送られているようで、水面下では繊細な駆け引きが行われている──。

「まずは近しい記者が記事を書く。世間の反応を見てから、会見や文書で公式に発表される。最近の秋篠宮家はその繰り返しが多い印象です。はたして、それが本当にいいのかどうか…」

 と首を傾げるのは、ある宮内庁関係者だ。

 秋篠宮さまは53才の誕生日会見(11月30日)で、「眞子さまと小室圭さんはこのままでは納采の儀を行えない」旨の発言をされた。実はこの発言は、3か月以上前の新聞記事で、すでに報じられたものだった。

《「納采の儀 現状では行えない」秋篠宮ご夫妻 小室さんに》(8月8日朝日新聞朝刊)

 会見は、この報道を追認した形になったわけだ。

 また、会見では「大嘗祭への公費支出の否定発言」も飛び出したが、それもすでに、《大嘗祭「公費避けるべきでは」秋篠宮さまが懸念》(8月25日毎日新聞朝刊)という記事で報道済みだ。

「莫大な税金を大嘗祭に使うのはいかがなものかという秋篠宮さまのお考えが新聞で報じられると、世間では好意的な声が多かった。その反応を知ってか、今回、秋篠宮さまは山本信一郎・宮内庁長官が“聞く耳を持たなかった”という踏み込んだ厳しい発言もされていました。ただ、山本長官は皇族方の信頼が厚く、秋篠宮さまとも密にコミュニケーションを取られているかただったので、あのような形でお名前が出されてしまうのは本当に気の毒です」(前出・宮内庁関係者)

 振り返ると「眞子さまと小室さんの婚約内定」も、宮内庁が正式発表する約半年前の2017年5月、NHKによってスクープされたものだった。

「その時も、秋篠宮さまの信頼の厚いNHK皇室担当キャップがスクープしたので、秋篠宮さま側とのやり取りがあったといわれています。実際、皇族の慶事を当事者が認めない形で報じることは難しい」(皇室ジャーナリスト)

 しかし一方で、眞子さまは今年2月、ご自身の結婚延期を発表された際の文書の中で、このように述べられている。

《昨年5月、予期せぬ時期に婚約報道がなされました。このことに私たちは困惑いたしました(後略)》

 前出の皇室ジャーナリストが続ける。

「世間の反応がわかる“観測気球”だったはずの報道でしたが、実際には、既成事実化されてしまい、結果的に眞子さまも困惑する事態になりました。もし報道がなければ、その後に次々と報じられることになる小室さんの実家のトラブルを把握するための時間もあったかもしれません」

 先走った報道が“裏目”に出て、問題を拡大させてしまった部分は否めない。

「もともと天皇皇后両陛下や皇太子さまは政治的な発言を避けられ、メディアとも一定の距離を取られるなど、非常に慎重に行動されてきました。その一方で、秋篠宮さまは皇室が抱える諸問題について持論を述べられるなど、“皇室のスポークスマン”と評されることも。報道によって、世論を動かそうとしているように見えるのでしょう」(皇室記者)

 実際、前述の先行報道は、朝日と毎日とNHKという、どれも大きな影響力を持つ大手メディアだ。

◆「母娘の仲のよさ」が強調された記事

 紀子さまについても、当事者しか知り得ない情報が、一部のメディアで繰り返し報道されている。

 紀子さまは、今年11月、単身でオランダを訪問された。『AERA』11月12日号は、《出発前には、「一人での仕事があっても、いいのではないかしら」と眞子さまから励まされた》と報じた。紀子さまがオランダへ発った日は、ちょうど眞子さまの27才の誕生日。「母親なのに、結婚問題で失意の眞子さまの側にいてあげないのか」という違和感の声が上がった直後に、それを否定するような“母子蜜月”をアピールする記事だった。

『AERA』12月10日号では、紀子さまが友人に打ち明けたとされる肉声が詳細に掲載された。

《「たぶん眞子のほうはすべてを小室さんに話していたと思います。だから、なぜ、という思いが、眞子のなかで、抑えても抑えてもわき上がったろうと思います」》
《「私がもっと、疲れた時には休む姿を娘たちに見せていれば、眞子もこんな無理を重ねなかったのでは」》

 それだけではなく、秋篠宮さまの発言や、ご夫妻の考え方も細かく記されている。秋篠宮ご夫妻が誕生日会見で語られた内容以上のことがふんだんに盛り込まれ、まるで、“紀子さまに直接インタビューしたかのような記事”なのである。

 極めつきが、『週刊朝日』(8月10日号)の記事だ。小室さんが周囲にこう語ったと記されている。

《「紀子さまは帰国子女だから、日本語があまり理解できないのでしょう。僕の話もわかっていないご様子なんですよ」》

 皇族に対して、かなり際どい発言である。掲載するハードルは決して低くなく、「紀子さま自身のお耳に入っていて、意図的に書かれたものではないか」(前出・皇室ジャーナリスト)と評判なのだ。

『AERA』『週刊朝日』といった朝日新聞系列のメディアで紀子さまの発言やお気持ちがつまびらかにされているのには、理由があるという。

「眞子さまと小室さんの情報や、紀子さまのお気持ちが“流出”したそれらの記事は、どれも同じ記者がかかわっています。紀子さまとはご結婚当初から親しく、絶対の信頼を置かれているベテラン記者だそうです。

 記事では、紀子さまの奮闘ぶりや母娘の仲のよさが強調されています。また、小室さんのネガティブな情報が報じられる一方で、“眞子さまは小室さんのトラブルをまったく何も聞いていなかった”とも記されています。つまりは、秋篠宮ご夫妻や眞子さまは、小室家のトラブルの“被害者”だと印象づけたいのでしょう。

 とはいえ、秋篠宮ご夫妻も、天皇陛下の裁可が必要な長女の結婚相手には、もっと慎重であるべきではなかったでしょうか」(前出・皇室ジャーナリスト)

“将来の天皇”である悠仁さまがいらっしゃったり、来年には皇嗣家になられることもあり、秋篠宮家には大きな期待が寄せられる。しかし、現状は秋篠宮家を取り巻く状況には厳しいものがある。度重なる“情報流出”が、国民の気持ちにどう作用するのか。

 両陛下も皇太子さまも、一日も早く秋篠宮家に平穏が戻ることを願われているだろう。

※女性セブン2019年1月1日号