待望のデビュー戦で1アシストを決めるなど、短い時間で結果を出したプッチ。今後の成長に期待だ。(C)Getty Images

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 バルセロナは12月5日、コパ・デル・レイ4回戦の第2レグで、クルトゥラル・レオネサを4-1で下した。2戦合計5-1で5回戦進出を決めたこの日の一戦で脚光を浴びたのが、19歳のリキ・プッチだ。

 カンテラ出身でシャビやアンドレス・イニエスタのような将来が期待されるプッチは、55分にオリオル・ブスケッツとの交代で途中出場。本拠地カンプ・ノウで、念願のトップチームでのデビューを飾った。

 そして70分、相手陣内でパスを受けたプッチは、ボールを前にアタックを仕掛けるとチップキックで前方へパス。巧みなアシストでデニス・スアレスのゴールを演出した。
 
 スペイン紙『Marca』によると、プッチは試合後、「夢に見たデビューだ。アシストを決められて、チームも勝った」と、喜びのコメントを残している。

「アシストは毎日最大限の練習をしてきたことの成果。僕は3歳の頃から、このスタジアムに足を運んでいた。だから、ファンとともに飛び跳ねることができるのが、どれだけの喜びかを知っている。監督は35分もプレーするチャンスをくれた。子どもの頃からの夢が現実になったんだ」

 そのエルネスト・バルベルデ監督は、「とても自信を持っている選手で、つねにボールを持つことを望む。攻守において勢いがとてもある。素晴らしい未来が待っているよ。これがただの小さな第一歩に過ぎないようになることを願っている」と、プッチの今後のさらなる活躍に期待を寄せた。

「これからどれくらいプレーするかは、様子を見よう。我々は彼に満足している。長いキャリアの第一歩になってほしいね。カルレス・アレニャにプッチ…こういう選手たちがいるのは良いことだ。ただ、彼らに関しては忍耐強く見守っていかなければいけない」

 バルサ伝統のカンテラーノとして、アレニャやプッチはどこまでの選手になれるのか。これからが期待される。