展覧会「ソフィ カル―限局性激痛」 原美術館コレクションより - 失恋の痛みと治癒を写真や文章で表現

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展覧会「『ソフィ カル―限局性激痛』 原美術館コレクションより」が、2019年1月5日(土)から3月28日(木)まで、品川・原美術館で開催される。

19年前の日本初個展をフルスケールで再現

ソフィ カルは、世界的に注目されるフランスの女性現代美術作家。「『ソフィ カル―限局性激痛』 原美術館コレクションより」は、19年前に同じく原美術館で開催され大きな反響を呼んだソフィ カルの個展「限局性激痛」を、フルスケールで鑑賞できる再現展だ。

日本滞在が契機となって誕生した「限局性激痛」は、日本の美術館におけるカルの初個展であり、会期終了後に全出品作品が原美術館のコレクションに加えられた。日本で世界初公開された後、仏・ポンピドゥー国立近代美術館にてフランス語版が公開された。

失恋体験の痛みと治癒を表現した作品

“限局性激痛”とは、医学用語で身体部位を襲うごく狭い範囲の鋭い痛みや苦しみを意味する。個展では、カル自身の失恋体験による痛みとその治癒を、写真と文章で表現した作品を紹介している。

展覧会は、人生最悪の日までの出来事を、最愛の人への手紙や写真で綴った第1部と、不幸話を他人に語り、その代わりに相手の最も辛い経験を聞くことで、自身の心の傷を少しずつ癒していく様子を、美しい写真と刺繍で綴った第2部で構成。

第1部では、行動を記録した手書きのメモや、ポラロイド、そこにあるべきではない某ホテルの鍵など、カルが15年間封印していた思い出の品々が被写体となっている。第2部の見所は、全て刺繍で表現された、膨大な量のテキストだ。刺繍は、新潟の工場で施された。

自身の人生をさらけ出し、他人の人生に向き合うカルの制作の姿勢は、見る者を惹きつけていく。さらに、作品に常に漂っている、虚か実か判然としない曖昧さからは、全てを素直に信じることの危うさをも感じ取ることができる。

詳細

「ソフィ カル―限局性激痛」 原美術館コレクションより
会期:2019年1月5日(土)〜3月28日(木)
会場:原美術館
住所:東京都品川区北品川4-7-25
TEL:03-3445-0651
休館日:月曜日(1月14日、2月11日は開館)、1月15日、2月12日
開館時間:11:00〜17:00(水曜は20:00まで/入館は閉館時刻の30分前まで)
入館料:一般 1,100円、大高生 700円、小中生 500円
※原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料
※20名以上の団体は1人 100円引

■関連イベント/個展
・ソフィ・カル アーティストトーク
日程:2019年2月1日(金)
場所:原美術館 ザ・ホール
・ソフィ カル « Parce Que » (なぜなら)
日程:2019年2月2日(土)〜3月5日(火)
場所:ギャラリー小柳(東京都中央区銀座1-7-5 小柳ビル9階)
・ソフィ カル « Ma mère, mon chat, mon p ère, dans cet ordre. » (私の母、私の猫、私の父、この順に。)
日程:2019年2月2日(土)〜3月11日(月)
場所:ペロタン東京(東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1F)
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外部サイト

  • 展覧会「イケムラレイコ 土と星 Our Planet」国立新美術館で、約210点の作品を展示
  • 「クリムト展」 東京・愛知で開催 -《ユディトI》など過去最大級、20点以上の油彩画
  • 東京都現代美術館「リニューアル・オープン記念展」2つの展覧会で大規模にコレクションを紹介