佐川急便の配達不在通知を装った偽メールが、2018年夏ころから急増している。SMS(ショートメッセージサービス)で送られてくるURLをクリックすると、佐川急便の公式ページに酷似した偽サイトに誘導され、勝手にSMSを送信されたり、ゲームのアイテム購入代金を要求されたりといった被害を受ける。「宅配業者なら電話番号を知っても不思議はない」という心理を突いた手口だ。

IDとパスワードが盗まれ、無断で買い物をされる

「頼んでないのに佐川急便からメール来ました」「めっちゃ来てます」

 

街で聞いても、偽メールを受け取ったという話は多い。指示通りに操作してしまった女性は、およそ9万円の請求がきたと話す。IDとパスワードが盗まれ、無断でゲームのアイテムなどの買い物をされてしまったのだ。

 

アプリのインストールを要求されダウンロードした被害者は、途中でおかしいと気付いて削除したが、時すでに遅し、それ以来、まったく知らない人から「佐川急便の配達の方ですか」と連絡が入るようになった。スマホを乗っ取られ、勝手に偽SMSが送信されているのだ。

 

テクノロジージャーナリストの本田雅一氏はこう解説した。「スマホの電話帳に入られて知り合いに拡散するという手口は今までもありましたが、今回は他人の電話帳を使っているところが新しいんです。偽メールにだまされ、発信している人も被害者なんです」

SMSのURLには注意を! うかつにクリックしない

被害に合わないためにはどうしたらいいのか。佐川急便は「当社ではショートメールによるご案内は行なっておりません」とホームページで注意を喚起している。まずは佐川急便を名乗るメールで送られてくるURLをうかつにクリックしないことだ。

 

別の宅配業者を装った迷惑メールを受け取ったことがあるというコメンテーターの新妻聖子(タレント)は「私は、携帯は留守番電話にしていて、知らない番号からの着信は出ないことにしています。知り合いなら留守番電話にメッセージを残してくれますから」

コメンテーターの夏野剛(実業家)「SMSはeコマースの認証にも使われる便利な機能なので、まったく見ないようにするというのも難しいんですよね」

みっちゃん