「フェミニストは精神病」韓国のラッパーが問題発言で物議

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韓国のラッパー、San Eが所属事務所BRAND NEW MUSICの合同コンサートで問題発言をし、観客からブーイングを浴びた。コンサートの直後、同事務所代表Rhymerは舞台に上がり、頭を下げて謝罪した。

San Eは12月2日、ソウルのSKハンドボール競技場で開かれた「BRANDNEW YEAR 2018」に参加。その日彼は「あなたは私が嫌いか」と観客5000人に向かって尋ねた。梨水(イス)駅の暴行事件をきっかけに作った『Feminist(フェミニスト)』という曲を発表して生じた論議を意識した質問だった。

同曲発表当時、San Eは梨水駅の暴行事件を利用したノイズマーケティングをしているとの指摘を受けていた。何よりも一方的な歌詞が議論を呼んだ。

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San Eの投げかけに一部の観客が「嫌い」と答えると、「私はあなたたちが好きです。なぜ私を嫌うのか。私はあなたたちに愛を持って接する」と返した。その後、観客から誹謗が込められた人形を受け取ると、決心したよう本音を打ち明けた。

彼は「ここに来た『Womad』『Megalia』(いずれも韓国のウェブサイト)の君たちに一言言いたいのは、I Do not give a fuxx、『Womad』No、フェミニスト No、お前らは精神病」と叫んだ。自分を批判したラッパーJerry.kに対する悪口もあった。

続いて「君が私を尊重していないのに、私が尊重する必要はまったくない」とし、「皆さんがここにお金を払って入ってきたが、飲食店に行ったからといって、何をしても許されるわけではない。“カプチル”(甲乙:権力者などの強者が弱者に不当な行為を行うこと)のない素敵なファン文化が作られたらと思う。皆さんがいくら攻撃しても、私は少しも関心がない」と話した。

観客はSan Eの態度が不適切だと謝罪を要求し、公演はしばらく中断した。

San E

単純に自分のことを「嫌い」と答えた人たちを特定サイトの会員と断定したこと、そして自ら女性嫌悪をしないと話していたSan Eが「フェミニストは精神病」と暴言を吐いたことで、現場は騒然とした。

BRAND NEW MUSICの代表Rhymerはステージに上がり、「公演中に気分を害した方がいれば、この場を借りて謝罪する」と述べた。それとともに「BRAND NEW MUSICのアーティストはそれぞれ考えが違う。各自、自分の信念と所信がある。彼らの考えを大切に守っていくことができるようにする。音楽と思想は違っても、私たちはみな一つ」と付け加えた。

同日のコンサートには、カン・ミンフィ、GREE、DJ Juice、VerbalJint、BUMKEY、MXM、Eluphant、Wanna Oneとして活動中のイ・デフィとパク・ウジンらが出演した。