家電やらインテリアって、最近は安くて良いモノも少なくない。思った以上のコスパを発揮してくれる場合も、珍しくなくなった。

しかし、まだまだ安いには安いなりの粗悪品というか、本当にそれなりの商品というものもある。そのため「ああ、もっと高いやつにしておけば良かったなぁ」と落胆するような事態に直面する人もいるだろう。(文:松本ミゾレ)

ケチってはいけないもの 「財布。高いものは何年も持つし壊れない」「炊飯器」

先日、2ちゃんねるを見ていると、「経験上、『ケチってはいけないな』ってなったもの」というスレッドを発見した。こちらのスレッドには、多くのネットユーザーが思い思いにそう感じた商品について紹介をしている。

面白い内容の書き込みも多かったので、ちょっくら引用して紹介させていただきたい。

「炊飯器」「布団はガチ」「財布。高いものは何年も持つし壊れない」
「旅行での移動手段。LCCとか普通電車は地獄」
「良い椅子……つっても三万位だけど世界が変わったわ。やっぱ体を預けるのはどれも金だした方が良さげ」

こんな具合に、色んな意見が挙がってるんだけど、中でも寝具についての書き込みが多かった。布団、マットレス、ベッドなどなど。きちんとした物を買えば毎日の睡眠が快適になるため、「やっぱりお金出して良かった」と感じる人が多かった、ということのようだ。

マットレスなんて、最近は6万ぐらいする高級品も出回っているけど、実際に寝てみると本当に快適でびっくりする。まさに睡眠革命だ、アレは。

逆に安い布団なんて買ってしまおうものなら「毛糸クズが酷くて部屋が埃っぽくなってキツくなる」なんてこともあるらしい。

自転車という意見も多かった。安物の自転車を買ってしまったという人は「普通に乗ってたら突然バキッってなって足がゴリゴリってなった」と書き込んでいた。「足がゴリゴリ」ってどんな状態なのか分からないが、ずいぶん痛そうだ。

その他にも挙がった意見はいくつかあるんだけど、いずれも「日常生活に直結する商品にこそ多くのお金を出すべき」とする声が目立つ。言われてみれば本当にそのとおりだ。

安いとついつい目がそっちのほうに流れてしまうけど、自宅にある家電なんか見渡してみると、やっぱり高かったモノは、ずっと現役だったりするし。

高い炊飯器で炊いたご飯はやっぱり美味しい 

まあ、こんなことをいまさら僕が言うまでもないんだけど、やっぱり安物ってそれなりのパフォーマンスしか発揮できないものばかりだ。たまに使うモノだったらそれでもいいんだけど、最低限毎日使うモノであれば、相応の価格の商品を選ぶべきというのは、当たり前のことである。

先ほど引用した書き込みにもあったけど、炊飯器とかは特にその性能の差がピンキリで、高い炊飯器は毎日お米を炊くのが楽しみになるぐらい美味いご飯が用意できる。

その他、ちょっと価格は高いけど、エアコンなんかもしっかりとしたモノを選べば、電気代がその分安かったり、すぐに部屋も暖かくなる。最近は空気清浄機能を有したエアコンもあるし、高いには高いなりのメリットが山盛り、ということだ。

なんせ今の時代、不景気とは言え、お金を出せば高い性能を発揮してくれる便利な品物は庶民でも手に入れることができる。

ちょうど、間もなくボーナスの時期だ。「そろそろ、アレを買い替えようかな」と思っている社会人も多いことだろうし、この冬はいっそ、奮発してケチらず、高い買い物をしてみてはどうだろうか。