沢村一樹が、来年1月スタートのテレビ朝日系木曜ミステリー『刑事ゼロ』((木)後8・00)に主演する。

ある事件がきっかけで、刑事になった直後から20年間の記憶を失った京都府警捜査一課の時矢歴彦(沢村)の活躍を描いた物語。コツコツと積み重ねてきた経験値が“ゼロ”になってしまった時矢は、その事実を隠しながら、敏感になった五感と洞察力を駆使して捜査。密室殺人や見立て殺人、ダイイングメッセージなどの謎多き事件を、パートナーの女性刑事・佐相智佳と共に解決へ導いていく。

 

刑事役は数々演じてきた沢村だが、時矢役には「今まで演じたことのない刑事です」と武者震いし、「皆さんも“記憶ゼロ”の刑事にお目にかかることなんて、なかなかないと思います。そんな型破りな刑事が、京都という風情あふれる街で事件に挑んでいきます」とアピール。

 

時矢は記憶を失って「デキる男」から「ビビリ男」へガラリと変わる役どころ。沢村は「記憶をなくした後の時矢の行動は、“誠実さ”がいちばん大きな比重を占めていると思います。“絶対に犯人を捕まえるんだ”ということより、被害者の気持ちを考えて、『この人を助けてあげたい』という思いで事件を解決していく…。そんな感じでベクトルが変わっていく、というのは意識して演じていこうと思っています」と熱演を誓っている。

 

<沢村一樹(時矢暦彦 役)コメント>

『木曜ミステリー』という、長い間、皆さんに親しまれているドラマがずらりと並ぶ中に入れていただき、大変光栄です。“新参者”のようなフレッシュな気持ちで臨めるのではないかと、今、とてもワクワクしています。

 

僕はこれまで数多くの刑事を演じてきましたが、“時矢暦彦”は今まで演じたことのない刑事です。皆さんも“記憶ゼロ”の刑事にお目にかかることなんて、なかなかないと思います。そんな型破りな刑事が、京都という風情あふれる街で事件に挑んでいきます。

 

舞台となる京都では、当然ですが、東京では撮れない“画”を撮ることができます。そんな京都ならではの人情味や風情を感じていただけるような、そして幅広い世代の方に楽しんでいただけるような、新しいミステリーをお届けしていきたいと思っています。

 

僕には時矢のような特に優れた洞察力はありませんが、僕のスペックとしては“透視”ができます。それはもちろん冗談でして、洞察力は普通ですね。

 

もし仮に、僕が時矢のように記憶をなくしてしまったとしても、また俳優の仕事をやりたいと思う気がします。身体のどこかで役者をやっていることを覚えているような気がして…。できれば爽やかな自分として生まれ変わりたいのですが、やっぱり3年くらいしたら“あのキャラ”に戻ってしまっているのでは(笑)。

 

時矢刑事が記憶をなくす前と後ではキャラクターがガラリと変わるのですが、記憶をなくした後の時矢の行動は、“誠実さ”がいちばん大きな比重を占めていると思います。“絶対に犯人を捕まえるんだ”ということより、被害者の気持ちを考えて、「この人を助けてあげたい」という思いで事件を解決していく…。そんな感じでベクトルが変わっていく、というのは意識して演じていこうと思っています。

 

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