ちょっぴり疲れたお母さん……に見えたのは、あの大河女優だった。柴咲コウ(37)は、神奈川県内のとある商店街でドラマの撮影に臨んでいた。

 子役の手を引き商店街に立ち尽くす柴咲。シリアスなシーンなのだろう、たたずまいには真剣さが滲んでいた。

 2017年放送のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の撮影を終えて以来、本格的な演技に挑むのは約1年ぶりになる。

「2016年にIT企業を立ち上げたころから、作品をきちんと理解して出演することを大切にしている。今作は、そんな柴咲が本気で挑む注目作だ」(芸能プロ関係者)

 5月には「MuseK」名義で、新曲をネット配信。さらに10月には、自身がデザインも手がけるファッションブランド「MES VACANCES(ミ ヴァコンス)」を立ち上げ、記者会見も開くなど、マルチに活躍中だ。

 ブランド立ち上げ会見で、柴咲はこう話している。

「たくさんの方とかかわり、ドラマだったり映画、アーティスト活動をしてきたので、違う手法でもの作りをできるんじゃないかと思って、ブランドを立ち上げました」

 多方面で「もの作り」をしている柴咲が、これぞと惚れ込んで本気で取り組むという新ドラマに、期待は高まるばかりだ。