日本は格下のキルギスに4-0で快勝したものの、どこか停滞感の否めない時間帯もあった。とくに前半だ。スタメン出場した三竿健斗が試合を振り返る。
 
「相手は前半、引いてきていたので焦れずに。縦もやりたかったですけど、そこは相手も狙っているのが分かっていたので、ずっと横に振りながら焦れずにやれていたかなと思います」
 
 開始早々に山中亮輔の得点で先制したが、その後は自陣に引いて中央のエリアを埋める相手に対して、“仕方なく”横にボールを動かす展開が続いた。そこで、三竿はプレーが止まったタイミングで、森保一監督に質問をしたという。
 
「僕が中でやっていて、凄く縦が狙われているから、なかなか出せずに横を振りながらやっているんですけど、どうですか?」
 
 三竿は森保監督の回答も明かしてくれた。
 
「大丈夫と、まだまだ続けていこうと言っていました」
 三竿は気持ちの整理がついた。決して焦れてはならない、と。
 
「縦につけるためには横にずらさないといけない。みんなでこのまま焦れずにやっていこうとも話していたので、みんな狙いは一緒だったかなと思います。別に相手が来ているわけでもないし、自分たちが優位にずっとボールを持っていたので、そこでペースを乱してしまうともったいないし、そこは余裕を持ってやっていました」
 
 しぶとくポゼッションをした結果、19分にはFKで原口元気がゴール。60分に三竿がピッチを退いた後には、途中出場でフレッシュな大迫勇也と中島翔哉が加点して仕留めた。
 
 試合の見方によっては、16日のベネズエラ戦から先発を入れ替えた前半は攻めあぐね、大迫や中島などの主力組を投入した後半に崩せるようになったと見るかもしれない。ただ、勝利のために、90分間のなかでのゲームコントロールを考えた、森保監督の助言と三竿の戦術眼が前半にはあったと言えるだろう。

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