巨額報酬の不正申告で逮捕された日産自動車会長のカルロス・ゴーン容疑者の「会社のカネ」の私的流用の実態がわかってきた。

司会の加藤浩次「役員報酬を50億円過少記載したこと以外の問題も、だいぶ出てきましたね」

ブラジル・リオデジャネイロやレバノン・ベイルートに、日産の子会社に高級住宅を購入させ、別荘代わりに使っていた。日産にいくらか家賃を払っていたのかはまだはっきりしないが、パリの高級住宅街では4階のワンフロアを使い、オランダのアムステルダムでも瀟洒なマンションを使っていた。

50億円流用疑惑は入口――捜査さらに拡大

日産を20年間取材しているジャーナリスト、井上久男氏は「ひと言でいえばケチ。身銭を使いたがらない」と話す。会社のカネでワイナリーを買い、会長用のビジネスジェットを家族に使わせていた。

加藤「カネに強欲ということなんですか」

前妻との離婚費用まで社費でまかなったという疑惑もある。井上氏によると、社員の協力を得て本を書いた時も、印税を協力社員に一切分けず、1杯おごることも、どこかに寄付することもなかったという。「びた一文出さない。公私混同のうわさは前からあった」そうだ。

宮崎哲弥(評論家)「検察の動きをみると、不正記載だけでなく、まだ先があると推論できます」

加藤「私物化した面がある。このままでは終わらないという見立ててですね」