東京国立博物館で「博物館に初もうで」19年干支“イノシシ”題材の作品群&国宝「松林図屏風」も公開

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上野・東京国立博物館が、新春イベント「博物館に初もうで」を2019年1月2日(水)から1月27日(日)まで開催する。

毎年お正月の恒例企画となっている「博物館に初もうで」は、名品の数々と共に、新年を祝すイベント。2019年は、干支「亥(イノシシ)」を題材にした作品を展示する。

日本全国に生息するイノシシは、食用として人の生に密着していることや多産であることから、古くから“豊穣”を示す象徴として親しまれていた。また、前に突き進む猛烈な勢いのある様から、“猪突猛進”という四字熟語が生まれる契機ともなっている。

2019年もそんなイノシシのように“勢いのある”1年となるように願って、会場にはイノシシをモチーフにした作品群で彩られる。喜多川歌麿が描いた「浮世七ツ目合・巳亥」や岸連山の「猪図」など、江戸時代の画家による作品をはじめ、大正時代に石川光明が手掛けた「野猪」などが展示される。

また国宝の「松林図屏風」や「古今和歌集(元永本)下帖」が公開されるほか、重要文化財「色絵月梅図茶壺」など、普段はなかなかお目にかかれない日本の名品を展示する。また会場外では、獅子舞や和太鼓などを楽しめる、伝統的な日本芸能イベントも2日間に渡って開催。新年に相応しい賑やかなムードで、来場客を迎え入れる。

<開催概要>
博物館に初もうで
期間:2019年1月2日(水)〜1月27日(日)
開館時間:9:30〜17:00※金・土曜日は21:00まで※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日、2018年12月26日(水)〜2019年1月1日(火・祝)※1月14日(月・祝)は開館、15日(火)は休館。
場所:東京国立博物館
住所:東京都台東区上野公園13-9
観覧料:一般620円(520円)/大学生410円(310円)※( )内は20名以上の団体料金※特別展は別料金
※高校生以下、および満18歳未満と満70歳以上は無料。入館の際に年齢のわかるものを提示必要。
※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳などを提示。

■1月2日(水)
11:00/13:30 和太鼓 湯島天神白梅太鼓 本館前
12:40/15:10 獅子舞 葛西囃子中村社中 本館前
■1月3日(木)
11:00/13:30 和太鼓 湯島天神白梅太鼓 本館前
11:50/14:20 クラリネット・コンサート ジュリアンズ 平成館ラウンジ
12:40/15:10 獅子舞 葛西囃子中村社中 本館前

※ 雨天時は場所を変更、または中止となる可能性有り。


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