キルギス戦に向け調整するMF伊東純也

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 今は日本代表にだけ集中する。ハリルジャパン時代の昨年12月に行われたE-1選手権でA代表に初招集され、森保ジャパンではここまで3度の合宿すべてに参加しているMF伊東純也(柏)。9月11日のコスタリカ戦(○3-0)、10月12日のパナマ戦(○3-0)では2試合連続ゴールを記録したが、「1試合1試合、自分にできることをやって、結果を残さないと生き残れない」と、常に危機感を持って臨んでいる。

 森保ジャパンの攻撃陣はFW大迫勇也の1トップを軸に2列目もMF中島翔哉、MF南野拓実、MF堂安律の若手トリオが定着しつつある。16日のベネズエラ戦(△1-1)は後半途中にこの4人が下がり、伊東、FW北川航也、FW杉本健勇、MF原口元気が途中出場したが、コンビネーションを含めてなかなかアピールとはいかなかった。

 試合後の記者会見で森保一監督は攻撃の“カルテット”について「プレー時間が長いという部分でコンビネーションの連係連動は上がってきている」とスタメン組に“一日の長”があることを認めつつ、「チームとしてもう1セットくらい、選手層の幅とチーム力をアップさせて、より多くの選手が絡んでこれるようにやっていかないといけない」と、さらなる競争にも期待している。

 伊東自身は「あまり人のことを気にするタイプではない。チャンスが来たら全力でやることだけを考えている」と、ポジション争いを過度に意識してはいないようだ。そのうえで「(試合に)出るからにはゴールやアシストにこだわってやりたい」というスタンスは崩していない。

 所属する柏レイソルはJ1残留争いで崖っ縁に立たされている。残り2節で残留圏まで勝ち点4差の17位。J2で町田が2位以内に入れば、17位でも残留の可能性はあったが、前日17日の結果により町田の4位が確定し、J1最下位の長崎はJ2降格が決まった。柏も残り2試合で15位以内に浮上するか、少なくとも16位に順位を上げ、J1参入プレーオフで勝利する必要がある。

 代表合宿が終われば、24日にはアウェーでC大阪戦を控える。“背水”のラスト2試合を前に伊東は「もうシンプルに柏は2勝するしかない。今は代表に集中しているけど、帰ったら切り替えたい」と話していた。

(取材・文 西山紘平)