前日にA代表デビューを飾った日本代表GKシュミット・ダニエル(仙台)

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 大分市でのキリンチャレンジカップ・ベネズエラ戦(△1-1)から一夜明け、愛知県豊田市に移動して公開トレーニングを行った日本代表。前日にA代表デビューを飾ったGKシュミット・ダニエル(仙台)が、この日の結果でJ2優勝を果たした古巣の松本山雅FCに言及した。

 松本は17日、J2第42節の結果で4年ぶりのJ1昇格を初優勝で決めた。シュミットにとっては16年に期限付き移籍で所属し、41試合に出場した古巣。「おめでとうって感じ」と述べると、来季の対戦について「行きづらい場所にあるので、どうやって行くんですかね。たぶんバスだと思いますが」と冗談交じりで語った。

 ベネズエラ戦でA代表デビューを飾ったものの、周囲からは「特に何もなかった」と振り返ったシュミットだが、この日は土曜日のため集まった多くの子どもたちから名前を呼ばれる場面も見られた。「少しでも名前を覚えてもらえたら嬉しいし、子どもたちの話題の中心になる選手になれれば嬉しい」とさらなる活躍を誓う。

「昨日の試合でゴールキーパーとしてアピールできたかというとそうではない」と語ったように、相手の枠内シュートは失点したPK以外にはほとんどなく、シュートストップを披露する機会は得られず。だが、ロングキックやビルドアップへの参加など、攻撃の起点として長所を披露し、「駆け引きに参加して展開できて良かった」と手応えを得たようだ。

 森保一監督からは「自信を持ってプレーしていて良かった」と言われたといい、A代表デビュー戦は及第点の出来。だが、この立場で満足するつもりはない。他のGKと比較すれば「シュートストップもそうだし、試合経験も圧倒的に足りない」と捉えており、「出ても出なくてもポジションを奪う気持ちは同じ」と変わらぬ努力を重ねていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)