中国で悪質ないたずらをする子どもが社会問題になっている。彼らは「暴れ小熊(熊孩子)」と呼ばれ、道に置かれたショベルカーに乗り込んで動かして鉄の柵を破壊したり、33階建てのマンション屋上からコンクリートブロックを投げ落としてバイクを破壊するなど傍若無人だ。

川を眺めている人を突き落とし、駐車してあるポルシェの屋根に乗って飛び跳ね、自動販売機を壊してジュースを強奪とやりたい放題である。家族に対しても、ショッピングセンターで「うるせえ、ババァ」と祖母の足を蹴り、髪を引っ張って「おもちゃを買えよ」と騒ぐ。そのエスカレーターでは手すりを滑り台代わりにして遊ぶ。母親はそれを注意もせず、スマホで撮影していた。

長嶋一茂(スポーツプロデューサー)は「目の前で見たら大人には怒る義務があるのに。親がバカ! アンポンタン」と怒った。

「小皇帝」時代の親もわがまま育ち

しかし、暴れ小熊の問題はもっと根が深かった。

野上慎平アナ「親が怒らないことには事情があるんです。彼らの親は一人っ子政策時代に生まれた"小皇帝"で、わがままに育てられました。だから、しつけのやり方を知らず、子供をひどく甘やかし、何でもありで育てているんです」

作家の吉永みち子「暴れ小熊が、大熊になったら怖いですよ」

暴れ小熊に手を焼いた中国政府は、更正させるテレビ番組を作ったり、更正学校が官民協力で設立したりしている。