結果は誰でも知っている男女ともに日本人選手の優勝であるが、女子でSP5位から逆転で優勝した16歳の紀平梨花の登場に大騒ぎである。筆者もすべて視聴していたが、演技中はあまり彼女には関心を引かれなかった。何故ならば、滑りが自然体で、格別に難易度の高い演技をしているように感じられなかったからだ。そこがプロの採点官には高評価されたという皮肉が面白い
思い返せば、10年以上前、15歳の浅田真央がグランプリファイナルで表彰台に上った時も、ニコニコケロケロしていた。最後のオリンピックでのSPの大失敗と、フリーでの圧巻演技での悲壮感とは全く違う真央だった。紀平も年齢が成熟するにつれてメンタルが問題になるのだろうか。つくづくフィギュアスケートとは難しい。
今回別の疑問も湧いた。男子シングルで転倒してコンビネーションの後半が抜けてしまった宇野昌磨の高得点である。彼の後に滑ったロシアのボロノフは、見かけ完璧に見えたのだが、ボロノフは総てが宇野昌磨の後塵を拝して2位であった。恐らく1つ1つの技への加点が違うのだろうが、ボロノフの高年齢への差別でなければいいが。音楽のコンクールでも、年齢の高い参加者には点が辛い。
1度引退した高橋大輔が、またもや地方大会から勝ち上がってきている。あのセクシーで魅力満点のステップが見られるのは楽しみだが、年齢で差別される場面は見たくない。解説者は皆よかった。(放送2018年11月10日16時10分〜、19時30分〜)

(黄蘭)