9月のコスタリカ戦、10月のパナマ戦、ウルグアイ戦と、チーム発足から3連勝を飾った森保ジャパンは、11月16日に大分スポーツ公園総合競技場でベネズエラ代表と対戦する。
 
 前日会見に臨んだ森保一監督は先発について「練習を見て変わるかもしれませんが」と付け加えたうえで、「ウルグアイ戦のメンバーがベースになると思います」と説明。4-3と南米の強豪に競り勝った先日のメンバーが、今回もスタメン表に名を連ねそうだ。
 
 ベネズエラ戦の4日後、11月20日には豊田スタジアムでのキルギス戦を控えるが、この2連戦は来年1月のアジアカップへの貴重なテストの場となる。本番でも第1戦(対トルクメニスタン)は主力メンバーで臨み、第2戦(対オマーン)はコンディションを考慮して数人を入れ替える作業が行なわれそうだが、その良いシミュレーションになるのではないか。
 
 するとGKはウルグアイ戦でも先発した序列一番手の東口順昭の起用が順当だろう。ただ、11月13日のトレーニングで行なわれた7対7のハーフコートゲーム2本では、権田修一がGK陣では唯一2本とも出場を果たしているだけに、もしかしたら鳥栖で好プレーを続ける権田の抜擢もあるかもしれない。
 
 最終ラインは最も不確定要素の多いポジションだ。キャプテンの吉田麻也が軸であることに変わりはないが、相棒候補としては残りの3人全員に可能性がある。ウルグアイ戦で先発した三浦弦太、経験値の高い槙野智章、売り出し中の冨安健洋――。それぞれアピールを続けているが、ここでは期待を込めて冨安と予想した。実際に先述のハーフコートゲームで森保監督は、吉田と冨安を同じチームで組ませている。
 
 一方、三浦はウルグアイ戦で失点につながるパスミスを犯した点がマイナスイメージか。安定を求めるなら吉田とコンビを組んだ回数も多い槙野となるだろう。
 
 右SBは酒井宏樹の実力が抜きん出ているが、左SBの長友佑都は負傷中だ。10月24日のチャンピオンズ・リーグのシャルケ戦で相手のクロスをみぞおちに受け、肺気胸と診断された長友は、アジアカップの出場も厳しい状況で、代役を誰が務めるのか注目される。現状では佐々木翔が第一候補だが、酒井を左に回して室屋成を右SBで起用する可能性もあるかもしれない。
 
 ボランチは森保戦術を熟知する青山敏弘が、右膝の負傷により招集を辞退。三竿健斗、守田英正は国際舞台での経験が浅いだけに、柴崎岳、遠藤航のコンビが今シリーズのベストチョイスになるだろう。もっとも、所属するヘタフェで出場機会に恵まれていない柴崎はコンディション面で不安を残す。アジアカップに向けては三竿、守田をテストしておきたい。
 
 2列目は森保ジャパンの顔になりつつある中島、堂安がウルグアイ戦に続き、スタメンを務めるだろう。伊東と原口はスーパーサブとしての起用か。伊東はコスタリカ戦、パナマ戦でゴールを決めているだけにさらなるアピールに期待したい。ロシア・ワールドカップでレギュラーだった原口も虎視眈々と、定位置奪還を狙っているはずだ。
 
 2トップは10月シリーズと同様に1トップ気味に大迫勇也、1.5列目に南野拓実が配置されるだろう。ふたりは上々の連係を見せており、森保ジャパンの攻撃に欠かせない存在になりつつある。
 
 ただ彼らのサブは心許ないだけに杉本健勇、北川航也も試したいところだ。特に9月シリーズは途中で右足を痛めて離脱し、森保ジャパンでのデビューを果たせていない杉本は気合いを漲らせている。11月10日の川崎戦では、貴重な先制ゴールを奪うなど調子は上向きなだけに、代表でもその勢いを持続したい。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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