正GK争いに身を投じている日本代表GK東口順昭
 熾烈な正GK争いが繰り広げられている。森保ジャパンの初陣となった9月のコスタリカ戦ではGK東口順昭がゴールを守ったが、10月の2試合ではGK権田修一と東口が1試合ずつ出場。東口は「焦りもあるけど、焦ってもしょうがない。合宿には来れているので、練習からアピールできれば良い」と心境を述べた。

 13日に実施したミニゲームでは、主力組とみられるメンバーに権田が入っており、GK争いは不透明。14日の非公開練習では紅白戦を行い、16日のベネズエラ戦のメンバーが定まりつついるようだ。「いつもと同じ流れで来ている」。過去2回の合宿で出番を得てきた東口だが、立ち位置を確保したつもりはない。

「相手がどう出てくるか分からない中での対応力が問われる。毎試合コミュニケーションを取って、修正しないといけない」。アジアカップ前最後の実戦機会とあり、チームの質を向上させることも大事だが、各個人の生き残り競争も熾烈。「アピールできる選手が呼ばれるし、使われる。サバイバルには変わりない」と意気込む。

 この日は日本代表として長年にわたってプレーしてきたGK川口能活が現役引退の会見を実施。東口にとっては「プレーは参考にするというか憧れのほうが強い。同じように格好いいセーブをしたいって、子どもの頃からずっと思ってきた。ただ、同じプレーをするのは難しい。それくらいすごかった」という存在だ。

 川口の活躍を「抜群のセービングが多かった」と振り返り、「リスペクトしかない」という東口だが、やはり記憶に残るのは2004年のアジアカップ・ヨルダン戦での連続PKストップ。「神がかっているという言葉がピッタリだった」(東口)。そんなレジェンドGKが活躍を果たした舞台でピッチに立つため、まずは目の前の2試合で出番をつかみたいところだ。

(取材・文 竹内達也)