東京デズニーランド(TDL)で着ぐるみを着てショーやパフォーマンスに出演する38歳と29歳の女性が、「体調を崩したのは会社側が安全配慮義務を怠ったのが原因」と、運営会社の「オリエンタルランド」に755万円の損害賠償を求めた裁判が13日(2018年11月)に、千葉地裁で始まった。

訴状によると、38歳の女性は5年前、来場客と記念写真を撮った際に指をひねられ負傷したため、上司に労災を申し出たところ、「それくらいがまんしろ、君は心が弱い」と労災申請の協力を拒否されたという。

また、職場の変更を申し出ると、上司や同僚から「病気なら死んでしまえ」「30歳以上のババァはいらない」などと暴言を浴びせられたと訴えている。

29歳の女性は重さ10キロの着ぐるみを着てショーやパレードに出演し、両腕を挙げ、手を振る動作を繰り返した手の震えが止まらなくなり、激痛が起きるようになった。労災認定を受けたが、認定を受けるまでは、会社から業務内容を医師に話すことを止められたという。

上路雪江リポーターが体験してみると・・・5分で「ああ、もうダメ」

「ビビット」の上路雪江リポーターが同じ重さの着ぐるみを着て、手を上げ下げしてみる。5分で「ああ、もうダメ。腕が上がらない。40分なんて絶対無理」と悲鳴を上げた。

着ぐるみパフォーマンス養成所を経営する「ちょこグループ」の大手長子代表は、「30分のショーですと、1日2〜3回ですね。それもしっかり休憩を取らないと」と言う。

オリエンタルランドは「現在、事実関係を調査中で、こんご裁判の中で主張していきます」と争う姿勢を見せている。

堀尾正明キャスター「ブームで、自治体や企業体など合わせて1000体以上のゆるキャラがいますが、過重労働は大丈夫かと心配になってきましたね」